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  • 執筆者の写真TOTO

航空会社連合の紹介その②―ワンワールド(One World)

更新日:2月4日


ワンワールド(oneworld)は、1999年にアメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カナディアン航空、キャセイパシフィック航空、カンタス航空の5社によって設立され、ニューヨークに本拠地を置いている規模第3位の航空連合です。


現在、ワンワールドには13社の航空会社が加盟し、170余りの地域及び900以上の空港で、1日当たり12,600を超える便が運航されています。アライアンス・スローガンは「Travel bright」(旅を明るく)になります。


*オマーンエアとハワイアン航空は2024年に加盟する予定です。



 

目次

 




加盟航空会社


メンバー





ワンワールド・コネクト





元加盟航空会社






業務内容と特徴



ワンワールドは、沢山のアワードで長年連続ベスト・エアライン・アライアンスを受賞し、高水準の加盟会社がほとんどです。

スターアライアンスやスカイチームと比べ、規模が小さいのにクォリティが一番高いと知られ、特に上級会員特典はほかの連合より遥かに優れています。

JALは、スカイチームと仲が良く提携パートナーも多いのに、クォリティを考えてワンワールドに加入したらしいです。


各地域において航空会社の数は少ないですが、世界中の国際金融都市を繋ぐ航空路線網が完備していてビジネストラベルには最適です。

中東及びオセアニア地域の路線が充実している一方、LATAM航空の脱会による南アメリカに加盟社がない状態です。



提携内容

運航計画、航空券発行、共同運航、乗継便運用、マイレージサービス、空港ラウンジの共有、経費節減、及びベストプラクティスにおいて高度な協力関係

技術・整備事業、方針・手順調整、開発・支援ソリューション連携などで航空業界を通して使用できる可能な限り広範囲に亘る共通規格の開発

一括購入と部品の相互共有による経費削減



ワンワールド塗装

加盟会社は、すべての飛行機機体にワンワールドロゴマークの塗装を施しており、全機材の約3%をワンワールド共有デザインにしています。


ワンワールド共有デザイン

機材の胴体側面にはoneworldのロゴと、最大で大きさ2メートルの文字でoneworldと塗装が施され、各航空会社名はoneworldのネームとロゴの下に、やや小さめのレタリングで機体前方に入り、尾翼のデザインは通常のものとなります。



各社ハブ空港と主要空港






会員システム及び特典



ワンワールドにおけるマイレージサービスのランクはルビー、サファイア、エメラルドの3段階です。



会員特典比較表




空港ラウンジ



利用制限

  • 一部ラウンジはピーク時の混雑状況による入場制限あり

  • British Airways Concordeラウンジは対象外

  • oneworld connectは異なる利用規約になる

  • エメラルド会員及びファーストクラス搭乗者は、ファースト/ビジネスクラスまたはフリークエント・フライヤーのラウンジが利用可能

  • サファイア会員及びビジネスクラス搭乗者は、ビジネスクラスまたはフリークエント・フライヤーのラウンジが利用可能(カンタス航空国内線ビジネスラウンジを除く)

  • エメラルドやサファイア会員、及びファーストクラス搭乗者はワンワールド加盟会社運航便搭乗者1名まで同伴可能

  • 国際線長距離便(5時間以上のフライト) のファースト/ビジネスクラスと国際線短距離便または国内線間(もしくはその逆)の乗継はラウンジ利用可能(利用日の翌朝6時までに乗継便搭乗必須)

  • 2歳を超える場合は同伴者と見られる

  • 12歳以上の未成年者は単独で利用可能



例外事項

AA、AS、QFのラウンジは有料プログラムのため利用対象外


AS運航便:

ASのファーストクラス搭乗者(アップグレードを除く)は、ASのラウンジが利用可能。AS MVP Gold以上の会員を加え、米国内、または米国とカナダ、メキシコ(メキシコシティを除く)、バハマ、バミューダ諸島、およびカリブ諸島を結ぶ各区間で北米路線のみ利用の場合、ワンワールド加盟航空会社のラウンジは利用不可

詳細はこちら


AA運航便:

AAdvantage会員が米国内線のみ利用の場合は空港ラウンジ利用不可(一部例外あり)。また、米国内、または米国とカナダ、メキシコ(メキシコシティを除く)、バハマ、バミューダ諸島、およびカリブ諸島を結ぶ各区間で北米路線のみ利用の場合、ワンワールド加盟航空会社のラウンジは利用不可

詳細はこちら


UL運航便:

FlySmiLes Platinum会員およびGold会員は、MLE、GAN、TRV、TRZ、MAA、IXM、BLR、COK、CJB、HYDとCMBの発着便や、5時間未満の短距離国際線でCMB到着後上記空港へ乗継の場合、ラウンジが利用不可


QRの対象外ラウンジ:

DOHのAl SafwaファーストラウンジおよびAl Mourjanビジネスラウンジ、LHRおよびCDGのプレミアムラウンジ


FJ、CX、BA、BFの上級会員は、NAN発FJ運航便利用時に限り同伴者1名までNANのラウンジ利用可能



各航空会社とワンワールドの会員資格比較表





世界一周



ワンワールドには、3種類の世界一周航空券があります。

予約サイトは英語になりますが、世界一周堂などの旅行代理店での購入もできます。



oneworld全加盟航空会社の利用で3~6大陸を周遊できる



oneworld全加盟航空会社にAer Lingus、Bangkok Airways、Fiji Airways、Jetstar、Jetstar Asia、Jetstar Japan、Jetstar Pacific、LATAM、WestJet、Air Tahiti Nui運航のカンタス航空共同運航便なども加え、総旅程距離39000マイル&6大陸まで周遊できる



oneworld全加盟航空会社の利用で欧州とアフリカを除く4大陸&29000マイルまで周遊できる



*フリークエントフライヤーのマイルと特典がすべて対象で、発券元の航空会社もしくは旅行代理店を通じて旅程の変更も可能





総括



三大連合の中には、一番クオリティの高いワンワールドでした。


  • 航空会社のサービス品質や会員特典に拘りがある

  • JALをメインに利用する

  • 旅行よりビジネスでの利用が多い


そういう方には、ワンワールドがとてもいい選択肢かと思います。



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