1951年に設立した日本航空株式会社(Japan Airlines、通称JAL)は、東京都品川区に本社を置き、航空連合のワンワールドのメンバーとして、日本で最も長い国内線と国際線の歴史を持つ大手航空会社です。スカイトラックスによる最高評価の「The World's 5-Star Airlines」の認定を2018年から毎年連続で獲得しています。
JALマイレージバンクはマイルの獲得と使用が比較的簡単で、片道発券に多くの途中降機に加わることもできます。しかし2023年から、特典航空券の必要マイル数、変更キャンセル条件及び一気に「生涯ワンワールドサファイア」を得られるJGC会員制度の改悪により、プログラムの魅力がだいぶ減りました。
目次
会員システムの構成とプレミアムステイタスの取得
Life Status プログラム
Life Status プログラムには、生涯獲得Life Status ポイント数に応じた、JMB elite、JMB elite plus、Three Star、Four Star、Five Star、Six Starなど6つの「Star グレード」を導入されています。
Life Status ポイント
「JMB elite特典」や「JALグローバルクラブの入会資格」をはじめとした各種特典をお届けするための指標として、対象サービスの利用に応じて積算する生涯実績ポイントです。
JAL便の搭乗及びライフスタイルサービスで貯めることができます。
*2024年春頃にはLife Status ポイント積算対象サービスを拡大予定
JAL便の搭乗
*マイル積算対象運賃のみ
ライフスタイルサービス
*1.JALカードショッピングマイル(JALカード特約店、JALカードショッピングマイル・プレミアムでのマイル積算分、アドオンマイルを含む)が対象。搭乗ボーナスマイルなどは対象外です。
*2.JAL Mall内の「おうちで機内販売」は対象外です。
*3.JAL Mallのお買いものにて通常積算される100円=1マイルが対象。
JMB eliteとJMB elite plusはJALカード本会員限定(CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナ)
Three Star、Four Star、Five Star、Six StarはJALグローバルクラブ会員対象(海外在住者はJALカードの保有制限なし)
Star グレード獲得基準
Star グレードは一回到達すればずっと保有できる、ライフタイム会員のような存在です。なお、生涯獲得ポイント数によって「ワンワールドサファイア終身会員」以外も、各種特典が付与されます。
Star グレード特典
詳しい内容は2024年春ごろからの案内で、現在は一部特典のみ発表されました。
FLY ON プログラム
FLY ON プログラムは1暦年内に取得するFLY ON ポイント数や搭乗回数に応じて、翌年のステイタスが決まり、再来年の4月1日まで有効です。
*サービスステイタスは三つに分けられ、翌年3月末までは、当該FLY ON ステイタスのファースト&セカンドサービスのみ利用できます。
FLY ON ポイント(略称FOP)
JALグループ及びワンワールドアライアンス加盟航空会社運航便に対し、「FLY ONプログラム」のステイタスサービス提供基準として、フライトマイルとは別に反映するポイントです。
詳しい説明とシミレーションページです。
FLY ON ステイタス取得基準
*JALカード会員は毎年の初回搭乗で5000FOPが積算されます。
JALグローバルクラブ(JGC)会員制度
JALグローバルクラブ(JGC)は、1500 Life Status ポイント以上獲得されかつ下記カードのいずれかを所持する場合のみ入会できます。
毎年1万円台~のカード年会費を払い続けると、退会しない限り生涯ワンワールドサファイアメンバー資格を保つことができます。
退会した後も再入会は可能ですが、退会後より新たに100 Life Status ポイント以上獲得する必要があります。(ただし2024年は免除)
海外在住の場合は、JALカードの代わりに、入会費5000マイル、更新費2000マイルで入会・継続することも可能です。
JGC入会後のステイタスは、FLY ON プログラムのステータスによって決まります。
FLY ON プログラムのステイタスを持っていなければ、JGC Six StarになってもJGCのなかでは一番下にあるJGC会員しかならないのです。
JGC会員資格とワンワールドエリートステイタスの対照表
JGC修行
一気にJMBサファイア会員になってJGCへ入会する「JGC修行」は事実上終了し、今後の入会方法についてまとめてみました。
1500 Life Status ポイントを獲得してJGC入会及びThree Starの到達方法はほぼ3種類です。
JAL国内線を300回搭乗(月1往復なら13年)
JAL国際線を30万マイル搭乗(ヨーロッパ25往復)
JALカードで6000万円決済
うーん。。。決済の多い人にとっては、逆に改善ですかね。。。。
後は短期間で大量の搭乗で資格を得るより、生涯かけてコツコツ貯めたい人にも、新しい会員システムが似合うと思います。
JAL Life Status プログラム特典の比較とコスパ分析
JMB・JGC会員特典比較表
1.JGC入会の約1週間後より順次提供(達成翌年6月まで入会対象)
2.国内線はクラス J利用時、国際線はJALビジネスクラス・チェックインカウンター設置空港
3.ワンワールドアライアンス加盟航空会社便は会員のみ利用可能
4.ワンワールドアライアンス加盟航空会社利用時、通常プラス1個または20kg
5.ワンワールドアライアンス加盟航空会社でエコノミークラス搭乗時、個数制は1個23kg優待分を入れて合計2個まで、重量制は通常プラス15kg
6.羽田空港(国内線)、伊丹空港、新千歳空港、福岡空港、那覇空港(那覇空港はダイヤモンド・JGCプレミア専用保安検査場のみ)
7.対象空港は、随時変更と制限される可能性がある
8.ブリティッシュ・エアウェイズ運航便は利用不可
9.国内線は「クラス J」利用時のみ
10.JGC CLUB-A以上のカードを持つ場合のみ
11.サービスステイタス達成日の翌月末に有効期限を迎えるマイルより対象となる
ANA SFC会員はスターアライアンス最高ランクのゴールドになりますが、JGC会員はワンワールド2番目のサファイア会員にしかなれません。
ただ両方のサービス内容はほぼ同等で、逆にエメラルドが格段にいいことがわかります。
もしエメラルドになりたければ、ここはJMBダイヤモンドと特典内容に大きな差がなく、かつエメラルドステイタスも味わえるJGCプレミアを薦めたいですね。
マイルの積算方法
フライト搭乗
国内線は運賃種別、国際線及び提携航空会社は予約クラスによって積算率が変わります。
国際線の場合、そのまま自社への積算が一番お得です。
国内線の場合、予約クラスではなく運賃種別で管理されているため他社への積算率は不明ですが、恐らく国際線と同じ自社への積算がいいです。
*積算率100%以上のファースト/ビジネスクラス(国内線はファーストクラスとクラスJ)に限って、アラスカ航空への積算率が100%+25~250%で非常にお薦めです。
提携カード
JALには、マイルが直接貯まるJMBカード(クレジット機能なし)、JALカード、JMB提携カードの3種類があります。
JMBカード
年会費のかかるJALカードを作りたくなければ、JMB WAONカード(55歳以上の方はJMB G.G WAONカード)を持つといいです。
WAONでのお支払い200円(税込)につき1マイル(WAONマイル特約店が2倍)が貯まります。
対象のJALカードからのチャージでショッピングマイルが貯まります。(2024年3月31日まで)
イオンは5と0のつく日に割引やマイル倍付キャンペーンが常時開催
*両方年会費無料のため、イオングループの特典をもっと利用したければイオンJMBカード(JMB WAON一体型)にするほうがいいです。
JALカード
合計5種類のカードを比較してみました。
年会費を抑えたければ、普通カード+ショッピングプレミアム入会=年間出費5500円で1%の還元率です。
JALカードはどれも最大1%の還元率しかなれず、1.25%のマリオットアメックスプレミアムカードには及びませんが、2%積算できるJAL特約店とCLUB-Aゴールド以上のカードの充実した保険こそが取り柄だと思います。
アメックスブランドは年会費がかかる一方、空港カードラウンジの同伴者1名無料や空港手荷物無料宅配、保険限度額やアドオンマイルの優待、プライオリティパスの家族会員入会可能など、旅好きへの特典が多数あります。
JMB提携カード
年会費無料か極めて低く設定され、よく利用する提携会社があれば、各種特典もあり作っておいたほうがいいです。
ということで、JGCを目指さなければJALカードよりJMB WAONカードとマリオットアメックスプレミアムカードの組み合わせのほうが、コスパ的に一番いいです。
マリオットアメックスプレミアムカードの年会費49500円を高く感じるかもしれませんが、毎年1泊分の無料宿泊特典が付与され、通常8万円以上かかるホテルにも使えて元は十分取れると思います。
ポイントサイト
ポイントサイトとは、成功報酬型広告を中心に広告代理業を行うウェブサイトのことです。アフィリエイト広告が多く、日々の消費にポイントサイトを経由するだけで別途ポイントをもらったり、特定の案件でポイントを大量に獲得したり、マイルへの交換ができます。
使う頻度は人それぞれですが、報酬はクレジットカードの入会で1~2万、保険やFXなどの口座開設で1万台など、高還元案件が多く年間10万マイルの獲得はさほど難しくないと思います。
ただしポイントサイトには様々な問題点があり、主には
交換に時間がかかる。
ポイントに有効期限がある。
ポイント付与まで時間がかかる。
ポイントの記載漏れが多く、問い合わせもややこしい。
サイト閉鎖によりポイントの失効。
などなどです。
同じ案件でもサイトによってもらえるポイント数が異なったり、ポイントからマイルへの交換率も多少変わったりします。ただし沢山登録すると、有効期限切れや記載漏れの確認が大変で、利用サイトは三つ以内に絞ることがおすすめです。
ポイントサイト横断検索を使えば、還元率の順に表示され、選びやすいです。
自分が普段よく使うサイトの一覧です。リンクをクリックするだけでそのままこちらからの紹介で入会できます。
モッピー:ANA/JALマイルへの最大交換率86.3%/80%、上場企業運営
ハピタス:掲載広告数が多く安定して獲得できる老舗、交換手数料も無料
ポイントインカム:時々高還元案件が出てくる
GETMONEY:通販サイトなど日常生活サービスの還元率が高い
ワラウ:見やすいサイト作りと長い運営歴
ポイントタウン:上場企業運営、紹介ポイントが多い
ポイント移行
それなりに貯めやすく交換率も高いのが、マリオットボンヴォイのリワードプログラムです。
通常60000ポイントごとに20000マイルプラス5000ボーナスマイルで合計25000マイルを交換できます。
マリオットアメックスプレミアムカードのポイント還元率は3%で、マリオットグループでの利用はプラス3%で、マイル還元率がそれぞれ実質1.375%/2.75%に上ります。
アメックスのプロパーカード(自社発行)は、「メンバーシップ・リワード・プラス」の登録で(年間3,300円、プラチナカード無料)、2,500ポイント = 1,000マイルで交換できます。
*未登録の場合は、3,000ポイント = 1,000マイルです。
カード利用時のポイント加算レートが100円=1ポイントのため(=マイル交換率0.4%)、全く利用する意味がなく、1,000ポイント = 1,000マイルで交換できるANAマイルへの移行がおすすめです。
ホテル予約
JAL提携ホテルは、直接ホテルに支払いする場合のみ積算対象になります。
各ホテルグループへの直接予約には、自社ポイントもしくはマイルどちらかを積算できますが、基本ポイントのほうがお得なのでマイルを考えなくて結構です。
たまにしか使わないホテルグループならマイルでもいいですが、基本直接予約より宿泊予約サイトのほうが安いし、宿泊予約サイトはポイントサイトの経由でポイントも貯まります。
FHRのようなハイステータスカード限定サービスを利用すると、無料朝食2人分、お部屋のアップグレード、館内で使えるクレジット(基本100ドル相当)、アーリーチェックインレイトチェックアウトなどの優待特典も付いてくるので宿泊代金が多少高くてもお得です。
更に直接予約に該当するため、上記のポイントもしくはマイルを貯めることもできます。
*特典予約に興味のある方は、こちらの記事も併せてお読みくださいませ。
以前、公式を除いてJAL温泉マイルでしか予約できないホテルから、2000マイル余りを積算できた経験があります。
公式の予約はマイル積算対象外のため、宿泊予約サイトに出てない老舗旅館を利用する際はこちらがお薦めです。
KaligoのJAL専用ページでホテルを予約すると、JALとKaligoそれぞれのマイルが貯まり、還元率が合計6%ほど上ります。
ただ宿泊代金はほかの宿泊予約サイトより高くなることが多く、よく比較しないと逆に損するかもしれません。
JALイージーホテルは、大手宿泊予約サイトよりお得度が下がるはずです。
その他JALグループサービスや提携パートナーズ
BLUE SKY、機内販売、免税店、航空券、自社ホテルなどJALグループ及びマイルパートナーでの必要消費なら、JALカードが割引の上マイル積算率も一番いいです。
JALマイレージモールもJMBワールドマーケットプレイスも、還元率が低いため基本ポイントサイトにしたほうがお得です。
TOPCASHBACKは日本国内のポイントサイトにない案件が多く、海外サイト利用時には非常に役立ちます。
今は期間限定で紹介入会につきUSD10~をもらえるので興味のある方はぜひご利用くださいませ。(キャンペーン時期によって金額の変動あり)
貯まったキャッシュバックはそのままPAYPALに引き出せます。私は知らないうちに2000ドルも貯まり、円安時に海外通販サイトでの利用がほとんどでした。
マイルパートナーでJMBカードかJALカードの提示や、JALカード特約店でJALカードを使うことでボーナスマイルが貯まる一方、対象の提携パートナーを検索しないと出てこなく、マークするのに非常に面倒くさいです。
*JALカード会員には、家族10名まで貯めたマイルを合算できる家族プログラムサービスもあります。
特典航空券の発券ルール
共通ルール
IATAのTPMで総旅程距離を計算する(GCMAPとは多少ずれる)
片道発券可能(往復所要マイルの半分)
JALクーポン支払分は払戻不可
第一区間の予約便出発前まで、未使用かつ特典発行日から一年以内のみ払戻可能
ウェブからの払戻期限:JALグループ国内線は第一区間の便出発20分前まで、JAL国際線及び提携航空会社は予約便出発の3時間前まで(GK国際線は対象外)
払戻手数料は1特典1名につき自社国内線1000円、ほか3100円
悪天候・自然災害・機材故障などお客さま都合以外の事由による遅延・欠航は、手数料無料で変更&払戻可能
JALグループ国内線特典航空券
通常のマイルチャート(基本マイル)で交換できる空席がなくなると、予測残席に応じて必要マイル数を追加することで予約可能な「特典航空券PLUS」があります。
ただ上限が基本マイルの4倍ほどで、繁忙期にはいち早く予約しないとどんどん高くなりマイルで予約する意味がほぼなく、ここは基本マイルだけ見てみましょう。
必要マイルチャート(基本マイル)
*クラスJはプラス1000~2000マイルで、ファーストクラスは2倍のマイルぐらいで予約できます。
フジドリームエアラインズ、天草エアライン、オリエンタルエアブリッジ運航コードシェア便も対象です。
ジェットスター・ジャパン(GK)とのコードシェア便はジェットスター・ジャパン(GK)特典航空券として利用できます。
*学生専用のJALカードnavi会員なら特典航空券を基本マイル数の50%で交換できます。
基本ルール
1特典につき2旅程まで予約できる
東京は「羽田」&「成田」、大阪は「伊丹」&「関西」、名古屋は「中部」&「小牧」を同一空港と見られる
小児・座席が必要な幼児は大人と同じマイル数が必要
「空席待ち」および「オープン発券」はできない
搭乗日の330日前から搭乗前日まで予約可能
発行日から1年間有効
変更・払い戻し
変更不可、ただし搭乗当日空港にて、同一便に限りキャッシュでファーストクラスまたはクラスJへアップグレード可能
すべて未使用の特典は手数料1000円で払戻可能
国内線旅客施設使用料(PFC)対象空港発着路線は、出発・到着空港それぞれに対し、以下のマイル数が追加になります。
*マイル価値から考えると、キャッシュで徴収するANAよりほぼ倍以上の支出となり、かつ小児・幼児も同じマイル数がかかるからANAには劣ります。
JAL国際線特典航空券
こちらも「JAL国際線特典航空券PLUS」があり上限が基本マイルの10倍近くの路線も見当たります。全く意味ないから基本マイルだけ見てみましょう。
必要マイルチャート(行き先もしくは国内区間以外の利用路線/便)
*路線の随時増減あり、ファーストクラスは特典航空券PLUS対象外で、ロー、レギュラー、ハイシーズンごとの所要マイル数を記載してあります。
基本ルール
1特典につき往路・復路それぞれ国際線1区間、国内線1区間まで予約可能
日本国内区間はJAL/JTA運航便の普通席及びクラスJのみ利用可能
他社運航コードシェア便や運輸権を持たない区間のみの利用は不可
ファーストクラスを除くクラス混在可能
座席利用のない幼児は同伴する大人の特典航空券マイル数の10%、小児・座席が必要な幼児は大人と同じマイル数が必要
「オープン発券」不可、ファーストクラスに限り片道につき1便まで「空席待ち」可能
搭乗日の前日より360日前(往復の場合は復路搭乗日)午前10時(日本時間)から第一区間出発の24時間前まで予約可能
路線制限
日本経由で米国から米国への利用不可
羽田と成田は「東京」、伊丹と関西は「大阪」、中部と小牧は「名古屋」、浦東と虹橋は「上海」、松山と桃園は「台北」として、同一地点とみなす
途中降機不可、往復旅程において日本国内乗継時を除く地上移動区間の設定が1回可能
遠回り(出発地の経度方向に経路をとる)旅行不可
変更・払い戻し
変更不可、すべて未使用の特典は手数料3100円で払戻可能
JAL国際線特典航空券(片道)との組み合わせで購入した航空券(JMB片道運賃)が利用済みの場合払戻不可
提携社特典航空券
JMB提携航空会社必要マイルチャート
対象航空会社・対象便(1特典につき1社のみ利用可)
基本ルール
運送権を持たない区間は利用不可
クラス混在の場合は上位クラスのマイル数が必要
座席利用のない幼児は同伴大人と同じ搭乗クラスの幼児運賃、小児・座席が必要な幼児は大人と同じマイル数が必要
「空席待ち」及び「オープン発券」は利用不可
15歳未満の未成年者の単独旅行に制限あり
全旅程搭乗日の360日前の午前10時(日本時間)から第一区間出発の24時間(ウェブは48時間)前まで予約可能
旅行開始日から1年間有効(発券から1年以内に旅行開始必須)
路線制限
以下航空会社を除き、1特典で最大6区間まで利用可能(地上移動区間を除く)
最大2区間:KE
最大4区間:MU(うち中国国内2区間まで)、HA(うちハワイ離島内2区間まで)、AT、UK
途中降機は3回まで可能(MU中国発国際線は、中国での途中降機不可)
同じ都市は3回まで利用可能(途中降機は1回まで)
地上移動区間は1回まで利用可能(途中降機とみなす)かつ総旅程距離に計上されない
出発地と最終帰着地が異なる国でも利用可能
出発地へ戻り、さらに出発地以外の都市や第三国へ行く旅程は組めない
米国航空会社が運航する国際線を利用せずに、日本経由で米国から米国への利用不可
カナダ国内またはメキシコ国内の2地点間をアメリカ経由(12時間以内の滞在)で旅行する区間を含む旅程は利用不可
大韓航空の「日本-韓国」線は利用制限期間あり
変更・払い戻し
出発24時間(旅行開始前は48時間)前まで、ウェブで日時のみ何度も手数料無料で変更可能(48時間以降出発の便に限り)
電話は出発前であれば変更可能(手数料発生の可能性あり)
燃油特別付加運賃や航空保険料金などの差額調整あり
ワンワールドアライアンス加盟航空会社必要マイルチャート
基本ルール
ワンワールドアライアンス加盟航空会社2社以上の組み合わせでの利用が必要、グループ会社運航便(上記JMB提携航空会社対象航空会社・対象便のうちワンワールドのもの、アメリカンコネクション及びJTA)は該当する航空会社1社の利用とみなす
AAのエコノミー・ファーストクラス2クラス便はビジネスクラス特典発券可能、MHはファーストクラス特典設定なし
地上移動区間は総旅程距離に含まない
運送権を持たない区間は利用不可
クラス混在の場合は上位クラスのマイル数が必要、プレエコはファースト/ビジネスクラス特典の旅程の一部としてのみ利用可能
座席利用のない幼児は同伴大人のと同じ搭乗クラスの幼児運賃、小児・座席が必要な幼児は大人と同じマイル数が必要
「空席待ち」及び「オープン発券」は利用不可
15歳未満の未成年者の単独旅行に制限あり
全旅程搭乗日の360日前の午前10時(日本時間)から第一区間出発の24時間(ウェブは48時間)前まで予約可能
旅行開始日から1年間有効(発券から1年以内に旅行開始必須)
路線制限
1特典で最大8区間まで利用可能(日本国内2区間まで、地上移動区間を除く)
途中降機は7回まで可能(日本発着旅程は日本国内の途中降機不可)
同じ都市は3回まで利用可能(途中降機は1回まで)
地上移動区間は1回まで利用可能(途中降機とみなす)かつ総旅程距離に計上されない
出発地と最終帰着地が異なる国でも利用可能
出発地へ戻り、さらに出発地以外の都市や第三国へ行く旅程は組めない
米国航空会社が運航する国際線を利用せずに、日本経由で米国から米国への利用不可
カナダ国内またはメキシコ国内の2地点間をアメリカ経由(12時間以内の滞在)で旅行する区間を含む旅程は利用不可
変更・払い戻し
出発24時間(旅行開始前は48時間)前まで、ウェブで日時のみ何度も手数料無料で変更可能(48時間以降出発の便に限り)
電話は出発前であれば変更可能(手数料発生の可能性あり)
燃油特別付加運賃や航空保険料金などの差額調整あり
ジェットスター・ジャパン(GK)特典航空券必要マイルチャート
*路線の随時増減があります。
基本ルール
ジェットスター・ジャパン(GK)便名のGK運航便エコノミークラスのみ対象
単純往復(出発地と帰着地が同一都市)の2区間または1区間、直行便のみ利用可能
搭乗時に身分証明書の提示が必要
座席利用のない幼児は同伴大人と同じ搭乗クラスの幼児運賃、小児・座席が必要な幼児は大人と同じマイル数が必要
「空席待ち」及び「オープン発券」は利用不可
15歳未満の未成年者の単独旅行に制限あり
全旅程搭乗日の360日前の午前10時(日本時間)から第一区間出発の24時間(ウェブは48時間)前まで予約可能
旅行開始日から1年間有効(発券から1年以内に旅行開始必須)
変更・払い戻し
出発24時間(旅行開始前は48時間)前まで、ウェブで日時のみ何度も手数料無料で変更可能(48時間以降出発の便に限り)
電話は出発前であれば変更可能(手数料発生の可能性あり)
燃油特別付加運賃や航空保険料金などの差額調整あり
特典航空券の発券方法
マイレージのトップページに、「マイルを特典交換する」をクリックすると交換画面が表示されます。
指定日で調べる
JAL特典航空券→JAL国内線特典航空券の順にクリックすると検索画面が出てきます。
カレンダーで調べる
JAL特典航空券→国内線特典航空券空席照会カレンダーの順にクリックするともっともおトクなマイル数と空席状況をカレンダーで確認できます。
空席がある日の適用可能な一番少ないマイル数が棒グラフで表示されます。
*往復発券は未使用の場合払戻手数料一回分で済みますが、1区間でも使ったら残りの区間は変更も払戻もできなくなります。
指定日で調べる
JAL特典航空券→JAL国際線特典航空券の順にクリックすると検索画面が出てきます。
カレンダーで調べる
JAL特典航空券→国際線特典航空券空席照会カレンダーの順にクリックするともっともおトクなマイル数と空席状況をカレンダーで確認できます。
空席がある日の適用可能な一番少ないマイル数が棒グラフで表示されます。
JAL国際線特典航空券と同じ画面です。ただカレンダー機能がなく指定日しか検索できません。
沢山搭乗したいけどルールに詳しくない人は、「複数都市滞在」で好きなパターンを選べば簡単に旅程を組めます。
逆にルールに詳しい人は、「自由旅程」で好きなプランを作ることができます。
区間を追加することで複雑な旅程を構築できますが、「JMB提携航空会社特典航空券」と同じ指定日しか検索できず、事前にBAのシステムで空席状況を把握することがお薦めです。
JMB提携社特典航空券→ジェットスター・ジャパン特典航空券の順にクリックすると検索画面が出てきます。
お得な発券実例まとめ
JAL国内線特典航空券
片道5000マイルまでの超短距離線を除くJAL通常レートでの利用は基本もったいないので、AVIOSをカタール航空のアカウントに移行して発券することが現時点で一番お得です。
ただ「どこかにマイル」の活用は非常におすすめです。
どこに行けるか事前にわかりませんが、通常の半分以下にもなる7,000マイルで往復航空券と交換できます。
予約の際に、4つの候補地が提案され、申し込みから3日以内に、その中から行き先が決まります。
最大4席まで申込可能なので一人旅からグループ旅行まで、予想範囲内のサプライズとしては最適です。
*東京(羽田)、大阪(伊丹・関西)、福岡、札幌(新千歳・丘珠)発着便の路線に限ります。
さらに、「どこかにマイル 南の島~那覇・鹿児島発~」というプランもあります。
同じマイル数で、下記路線から行き先候補が3つ出てきます。
沖縄(那覇)- 奄美大島・沖永良部・与論・南大東・北大東・久米島・宮古・石垣・与那国
鹿児島-種子島・屋久島・喜界島・奄美大島・徳之島・沖永良部・与論
*沖縄(那覇)もしくは鹿児島までの移動は、別途手配する必要があるので、離島だけ行くなら直接発券がいいです。
1日の申込受付数や再検索できる回数には上限がある
ウェブにて往復普通席直行便のみ申込可能
利用できる席数や期間に制限ある
搭乗者はJMB会員に限る
座席が必要な幼児は利用不可、小児は大人と同じマイル数が必要
利用できる日程は、往路搭乗日を含む10日以内となる
搭乗日(往路)の1カ月前の同日(ない場合は1カ月前の月末日)00:00(日本時間)から5日前まで、復路は往路の出発日含め10日先まで予約可能
搭乗便が確定するまで次の申込不可
申込完了後の変更・払い戻し不可
搭乗日当日出発空港にて、料金を支払ってファーストクラスまたはクラス Jへのアップグレードも可能
*行き先が決まったらマイルをつかってJRの各種フリーきっぷへ交換可能なキャンペーンも行われ、今後はもっと多彩な使い方を期待できるでしょう。
JAL国際線特典航空券
JALマイルは提携会社及びワンワールドの特典航空券で使うと、最大限に価値を引き出すため、自社国際便での発券はまったくお薦めしません。
マイル価値が高いのに変更キャンセルの条件が厳しく、かつ燃油サーチャージもかかります。
クアラルンプール、ジャカルタ、シンガポール、インド行きや台北―関西線のエコノミークラス
他社マイルを利用できる路線がない
片道発券のみ必要かつ国内区間利用
確定したスケジュールで変更の可能性が低い
ディスカウントマイル発券キャンペーンがない
基本、上記条件をいくつか満たさない限りJAL国際線特典航空券は使わない主義です。
JMB提携航空会社特典航空券及びワンワールド特典航空券
この二つを比較してみました。
JMB提携航空会社特典航空券は必要マイル数が少ない一方で、ワンワールド特典航空券は路線、飛行区間及び途中降機の面で優れています。
ただ14001~20000マイル区間のビジネス/ファーストクラスは、逆にワンワールド特典航空券の所要マイルが少ないです。
そのため、以下の特徴をまとめました。
ワンワールド加盟会社以外を利用する場合はJMB提携航空会社特典航空券一択
6000マイル以下の区間はJMB提携航空会社特典航空券を優先する
周遊目的で長距離区間を利用する場合はワンワールド特典航空券を使う
14001~20000マイル区間のビジネス/ファーストクラスはワンワールド特典航空券にする
まず、JMB提携航空会社特典航空券の例です。
超短距離便ホッピング
AAに乗ってロス、ベカス、フェニックスシティー、サンディエゴをぐるっと回ります。
4区間、3途中降機、総旅程距離1000マイル未満、エコノミークラスは12Kマイルで発券できます。
ほかには、AAのNYC-PHL-DCA-BUF-BOS(総旅程距離910マイル)、ASのMILKRUN経由便SIT-KTN-WRG-PSG-JNU-YAK-CDV-ANC(総旅程距離995マイル)など、提携航空会社の国内線を使ってたくさん観光する際、活用できる路線がいっぱいです。
長距離便複数往復
途中降機3回をすべて使い、A国(出発国)-B国(X都市)-C国(同じ空港)-B国(Y都市)-C国(同じ空港)のような発券方法は、ルール上何の問題もありません。
HA ICN-HNL-HND-KOA-HND
ソウルまでの航空券(7.5Kマイル~)を別途手配すれば、ハワイ2往復になります。
通常、東京―ハワイの往復でビジネスクラス80Kマイルがかかりますが、このような方法で2往復130Kマイルになります。
HAは4区間までの制限があるため、ハワイ離島内の乗継区間の追加はできません。
QR ICN-DOH-LHR-DOH-NRT-DOH-CDG
同じ都市は3回までしか利用できないので、DOH乗継必須のビジネスクラスヨーロッパ1.5往復で145Kマイル(通常1往復130Kマイル)のみかかります。
全旅程Qスイートを体験できるのがポイントです。
帰りはANAの1.5往復との組み合わせや、ASの片道発券など、色々利用できます。
AF ICN-CDG-HND-CDG-BCN-CDG-HND
CDGで1回途中降機+2回乗継、ビジネスクラスヨーロッパ2往復で145Kマイル(通常1往復110Kマイル)です。
以遠権路線を利用して周遊
CX NRT-TPE-HKG-BKK-SIN
1回で台北、香港、バンコク、シンガポールの周遊旅行でエコノミークラス23Kマイルです。
帰りはANAの1.5往復との組み合わせや、AS、自社の片道発券など、色んな方法で自由にアレンジできます。
EK NRT-DXB-HKT-BKK-HKG
ビジネス85KマイルでA380やB777など、EKの上質な空中サービスを体験できます。
ただEKの以遠権路線は運休や機種変更が多く把握しづらいのがネックです。
香港から日本への帰りはCXエコノミークラス10Kマイルが一番安いかもしれません。
そしてワンワールド特典航空券の例です。
アジア周遊旅行
NRT-VVO-SEL-TPE-HKG-HAN-BKK-SIN-NRT
エコノミークラス40K/ビジネスクラス80Kマイル
JL、S7、CX、QR合計4社の体験と8区間7途中降機全部利用できる旅程です。最後のNRTはHNDに変更することもできます。
ヨーロッパ+北アフリカ+中東+アジア周遊旅行
NRT-DOH-DXB-LHR-MAD-CMN-FCO-HKG-NRT
ビジネスクラス120Kマイル
QRのQスイート、QFのA380、BAのB777、ATのB737、CXの77W、JLのB787合計6社の体験と8区間7途中降機全部利用できる旅程です。NRTをHNDに変更することもできます。
世界一周旅行
HND-HKG-BKK-DOH-DXB-LHR-JFK-HND
ファーストクラス170Kマイル
CXのB777、QRのA380、QFのA380、AAのB777、JLのB777合計5社の上質なファーストクラスが体験できます。
HKG-BKK部分はビジネスサービスのみで席だけファーストクラス(CXのB777)で、DOH-DXB部分はQRのビジネスクラスです。
*GCMAPでは20000マイル超えましたがJALはTPMを使用するため実際19959マイルになります。
HND-HKG-BKK-DOH-DXB-LHR-IAD,ORD-NRTのように、AAのLHR-JFKをBAのA380 LHR-IADに変更し、IADからORDはレンタカーで観光するのもありです。
長距離便複数往復
ICN-TPE-HKG-MEL-SYD-HND-HNL,KOA-NRT
ビジネスクラス120Kマイル
CXのA330と77W、QFのB737、JLのB777の体験と8区間7途中降機(うち1地上移動区間含め)全部利用できる旅程です。
HKG-MEL部分はCXをやめてQFのA330にもできます。
ハワイ単純往復にして日本国内やシンガポール、もしくはバンコクの途中降機を追加するなど、更にアレンジすることもできます。
通常1往復でも80Kマイルがかかるのに、ソウルまでの航空券(7500マイル~)を別途手配すれば、各地周遊してオセアニアとハワイそれぞれ1往復の旅程が組めます。
ICN-TPE-HKG-LHR-PVG-HND-SFO,LAX-NRT
ファーストクラス230Kマイル
CXのA330と77W、BAのB777、JLのB777の体験と8区間7途中降機(うち1地上移動区間含め)全部利用できる旅程です。
通常1往復でも145K~マイルがかかるのに、ソウルまでの航空券(7500マイル~)を別途手配すれば、イギリスとアメリカそれぞれ1往復でファーストクラスのコストを大幅に下げられます。
アップグレード特典
ラウンジ利用、受託手荷物優先返却などの付帯サービスはアップグレード後の予約クラスに、運賃規則、マイルおよびFLY ONポイント積算は元の航空券に準じます。
JAL国内線
すべての航空券対象で、搭乗当日出発空港にてファーストクラス、クラス Jに空席がある場合のみ
普通席→クラスJ:+1100円~3300円
普通席→ファーストクラス:+11000円~13200円
クラスJ→ファーストクラス:+8800円~9900円
*乗継便だけアップグレードしたい場合は、前の便の出発空港でも手続きができるらしいです。
JAL国際線
入札アップグレード
団体・ツアー運賃やパッケージ旅行以外の航空券が対象です。
出発7日前、対象者に案内メールが送信され、各便の出発48時間前までに申込・変更・取消ができます。
同一予約記録の分割や一部操作はできません。
プレミアムエコノミークラスとビジネスクラスのいずれかが選べます。(プレミアムエコノミークラス設定機材かつ空席ありの場合)
入札額→購入済み航空券の予約クラス→JMBステイタス→入札実行日時の順にアップグレードが決まり、出発時刻の24時間前までに結果が通知されます。
当該便の変更キャンセル時にのみアップグレード特典が払戻されます。
プレミアムエコノミークラス空港当日アップグレード
対象便と追加料金です。
マイルでアップグレード
対象航空券
ビジネスクラス → ファーストクラス
予約クラス J/C/D/I
エコノミークラス・プレミアムエコノミークラス → ビジネスクラス
予約クラス W/R/Y/B/H/K
エコノミークラス → プレミアムエコノミークラス
予約クラス Y/B/H/K
個人・団体包括旅行運賃、特殊割引運賃、優待割引航空券、特典航空券などは対象外(JALで発券した自社国際線特典航空券は搭乗当日空港で申込可能)
J、Y以外の予約クラスは、海外ダイナミックパッケージ(日本発)・海外ツアー商品が対象外
小児・幼児は交換に必要なマイル数が大人と同じ
ファーストクラスへはビジネスクラスからのみアップグレード可能
記載のない区間・クラスの特典および上位クラスが設置されていない便は利用不可(運航機材により設定のないクラスもある)
エコノミークラスからファーストクラスへのアップグレードや現金そのほかでの差額支払いによるアップグレード不可
搭乗の360日前の10:00(日本時間)から便出発の25時間前(出発地時間)まで(電話は24時間前)申込可能
出発24時間前のキャンセル待ちは無効となり、出発当日空港にて再度申込できる
搭乗クラスごとに異なる旅客税は差額分の支払いが必要
マイル引き落とし後変更不可、出発の24時間前(出発地時間)まで(航空券のキャンセルや日程変更を除く)、手数料無料で払戻可能
アップグレード済みのプレミアムエコノミークラスから、当日空港にてビジネスクラスのアップグレード特典へと変更可能
総括
JALの特徴をまとめました。
良い点
国内最大級のマイレージプログラム及び提携パートナー数
SKYTRAX社より世界最高評価「5スター」の認定を2018年から毎年連続獲得
生涯ワンワールドサファイア資格相当のJGC会員制度
特典航空券は片道発券可能&周遊旅行がお得
悪い点
JGC会員制度の改悪により入会のハードルが大幅に上がる
マイルの獲得コストはANAより高い
マイルの有効期限が3年
自社特典航空券は変更不可&マイルチャートが悪い
登録済み特典利用者のみ特典航空券の発券ができる
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