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  • 執筆者の写真TOTO

ハイシーズンや多人数でも特典航空券を確保!航空券を格安で買えるコツもとことん暴く!

更新日:2月27日




航空券の予約は、誰だってできるはずですが、いつどうやって格安で買える?というルールだけ謎ですね。

また、空席がないとか、高額の変更手数料とか、厄介なことに苦戦する人も多いでしょう。

そういう時に役立つよう、ほんの一部の人しか知らないコツをもれなく紹介したいと思います。



 

目次

 




航空券の価格を決めたのは何



簡単にまとめると、以下の2点です。


  • 需給関係:需要が高ければ高いほど価格が上がる

  • 価格差別:価格に敏感じゃない人や必要性の高い人には高く売る


ビジネス客向けの路線は、週末が安く平日が高い傾向です(国際線は火水が安く月金が高い)。

逆に観光目的の路線は、平日が安く週末が高いです。


典型的なビジネス路線:東京―大阪 


これは需給関係で決められたことで、ほかには、夏休みや祝日、大型イベント、そして一日中何度も同じ出発日の航空券を検索すると価格が高くなる傾向です。

また、データ分析で分かったことは、短距離線で1-2か月前、長距離線で5-6か月前、連休直後、出発日から53日前、出発前の最後の火曜日、朝(航空券価格は一日で3回調整される)などは比較的にお安く買える時期です。


*往路木曜日復路月曜日の国際便も基本一番安いです。





価格差別の原因分析


その一:事前購入(Advanced Purchase Requirement)


同じ座席クラスでも、それぞれ価格とマイル積算率が異なる複数の予約クラスがあり、航空会社から各種制限条件を設置され価格の差も大きいです。

事前購入で安い予約クラスが完売して高い予約クラスしか残っていないか、安い予約クラスは出発14日間前までしか購入できないなどの仕組みは、ビジネス客狙いです。

ただローシーズンや搭乗率の低い路線は、逆に安い航空券が出てくる可能性もあり、総合的に判断する必要があります。


*これはあくまでも経験談で、明確な計算方法は航空会社の最高機密でバレるはずがないです。

以前も航空券価格の予測アプリを開発した企業がマイクロソフトに買収されお蔵入りになりました。Google flightは似たようなサービスを出していますが、遊び心で見てみましょう。



その二:ストップオーバー制限


国際線を片道で買う人はほとんどいません。なぜなら、往復とほぼ変わらない値段でたまに片道より安い往復航空券もあります。

航空会社としては、最低滞在日数というストップオーバー制限をかけている往復より、先読みできない片道は当然高くなります。ほかには、週末を挟んで滞在する制限もあります。

やはり帰着日を事前に決めづらい人や、週末までに戻らなければならないビジネス客目当てです。



その三:直行制限


ビジネス客は時間に敏感で、直行便があれば基本乗継便は利用しません。

これを利用して直行制限をかけ、特に出発日に近づくと、直行便の価格が乗継便を遥かに超えてしまいます。





航空券を格安で買えるコツ



価格差別の理由がわかった以上、航空券をお安く買えるコツも自然にわかるようになります。


ハイシーズンを避ける

時間に余裕があれば連休や祝日などを避けて出かけるといいです。


セールやエラー運賃などの通知を受ける

各航空会社、オンライン旅行代理店そしてこちらのメルマガがセール情報とエラー運賃を配信します。


出発地/到着地を変える

航空会社により常にセール中の路線があり、出発地もしくは到着地が同じ場合、別途出発地/到着地までの航空券を用意します。(手間がかかるため総合的に判断する必要がある)


早めに購入する

売りはじめー最低搭乗率を確保ー主な販売時期ー利益最大化という時期の推移が見られるため、最低搭乗率を確保する時期には、一番安い価格が出されます。


往復航空券/乗継航空券を購入

最低滞在日数に満たす/ビジネス客から除外されます。


コードシェア便と比べる

同じ路線でも販売元が異なるため、コードシェア便のほうが安いかもしれません。


途中放棄(throw-away-ticket)

ビジネス路線の直行便は高いが、その到着地での乗継便ならだいぶ安くなり、その分だけ搭乗して残りの区間を放棄すればいいです。ただし厳密に言うと規則違反になるし受託手荷物も問題になります。


出発地と到着地を交換(back-to-back)

前述のビジネス客向け路線を定期的に搭乗する場合は、一番最初と最後の便を一枚の航空券にして真ん中を逆方向で組合せば安くなります。これも規則違反になるが異なる航空会社から購入するとバレにくいです。


隠れ都市(hidden-city)

途中放棄よりも奇抜なやり方で、最後にランダムの区間を加えることで総額がだいぶ安くなります。これは航空会社のシステムを騙すような操作で、どの区間を入れると安くなるには経験や実践が必要です。





知る人ぞ知る裏知識



チケットを簡単にキャンセルしない

予定している便が色んな理由で欠航になる時、すぐにキャンセルせず航空会社とやり取りして変更してもらいます。変更できる便がなくても今後増便の可能性があり、とりあえず航空会社に空席待ちを申し出ます。そのままキャンセルするとなかなかチケットを取れないか、かなり値上がりする恐れがあります。



カスタマセンターに隠された秘密

カスタマセンターのスタッフは、それぞれ航空券ルールに対する理解力が異なるため、こちらの要望が断られても諦めるのが早いです。


  • 上の責任者に代わってもらう:ルールに極めて詳しい人や権限の高い人しか解決できない問題など

  • 電話を掛け直す:同じ状況でほかの人が解決したのに断られたら、ほかのスタッフに当たればいい


また、通常のカスタマセンターとは別に、非公開の部門もあります。

例えばUAのFRC(flight recovery center)は権限が高いため、代わってもらえれば基本解決してもらえます。ただ知っている人が多くなって今は代わってもらえなくなったがほかには似たようなケースがあるはずです。

私も以前成田空港までの交通が麻痺したとき、カスタマセンターがまったく繋がらずタイ航空の東京オフィスに電話して翌日の便に変更してもらった経験があります。(非常時以外は控えてください)



フェアロックで予約をホールド

UAにはフェアロックというサービスがあり、検索した運賃を保留し、後日購入することができます。

コロナの時期は国際線が極めて取りづらく、復航予定便をいくつか当たってみて非常に役立ちました。(復航になった後の価格は数倍になる)

ほかの航空会社も、似たようなサービスがあるか調べるといいです。


ただし、フェアロックで沢山ホールドしてしまうと、システムがいたずらと判断し、強制キャンセルされる恐れがあり連日のホールドは避けたほうがいいです。



上級会員の権限をうまく使う

上級会員には、平会員より遥かに高い優先権があり、専用のコールセンターもあります。また特典に書いていなくても、カスタマセンターで相談できる可能性が高く、いざとなるとそれを利用するといいです。





ハイシーズンや多人数でも特典航空券を確保



夏休みや年末年始などのハイシーズンや、家族全員で旅行する場合、特典航空券が非常に取りづらいです。

特にビジネス/ファーストクラスになると、航空会社が特典航空券の枠を開放したらすぐに確保する必要があります。

主な航空会社の特典航空券予約開始日を整理しました。




注意事項がいくつかあります。


1.予約開始日は航空会社本社所在地もしくは便の出発地に基づくため、2,3日前にその基準を見つけるよう試しに検索するといいです。

2.予約開始日があっても一部の便に対し、特典航空券の枠を開放しない可能性があり、開放しても何枠になるかは予知できないです。

3.時間になってもすぐに予約できない可能性があります。例えばAAは昼12時ぐらいに確認できるが数時間経たないと予約できません。

4.各社の予約開始日が異なり、提携会社特典航空券を発券すると遅れが出てきます。例えばJLは一律360日前から開始するが、提携会社自身の制限で(BA355日、AA330日など)、JLとCXのマイルで先に予約されてからBAとAAの番になります。NHは自社マイルが355日前で提携会社が330日前からです。いち早く確保するにはどのマイルを使うのも大事です。



もちろん1年前に予約するとどうしても変更キャンセルになりかねないので、その時の手数料などを事前に確認したほうがいいです。





空席がない時の対処法



特典航空券の空席がない時はどうすればいいですか?

少人数やスケジュール調整でも大丈夫であれば、出発前1週間以内まで待つと空席が出てくるかもしれません。

航空会社により枠の臨時開放やほかの人からのキャンセルにより枠が戻ってくること、時々あります。

ただ待っても必ず出てくるとは限らないし、数も少ないし、ダメ元で期待したほうがいいです。

Expertflyerを使って空席通知を受けることもおすすめです。



また、各航空連合で使い勝手の良いマイルを多少貯めると、発券選択肢が増えます。



もしくは、自分の考えを変えたらどうですか?


  • 旅行なら行き先をほかのところに変更したらどうですか?

  • 長距離国際線は、近隣国/都市にしたらあるかもしれません。そこから居住地までの航空券を別途用意すればいいです。

  • 同じ航空連合がなければ、提携パートナーも見てみましょう。

  • 経由便なら経由地出発/到着で検索するとビジネスクラスが出てくることもあります。(通常出発地はエコノミーだけの場合)



自分の経験談をある程度まとめてみましたが、気付いていないこともまだまだあるはずです。

また、仮説もできる限り実践で検証するので、何かいいアイディアがあったら、ぜひ教えてください。





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