top of page

Article

  • 執筆者の写真TOTO

座席クラスではなく予約クラス?アルファベット一文字で雲泥の差!知らないうちに大損失!

更新日:2月22日



飛行機のクラスと言えば、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラス、これぐらいしか思いつかないでしょう。

あっ、時にはプレミアムエコノミークラスも、見当たりますね。

ただこれらはすべて座席クラスと呼ばれ、今回紹介する予約クラスとは、全く違うものです。



 

目次

 



予約クラスは何ですか?


「Y」「S」「Q」のようにアルファベット1文字がつけられ、「ブッキングクラス」、「運賃クラス」、「サブクラス」、「予約コード」、「ブッキングコード」、「運賃コード」などとも呼ばれます。料金の種類によって決められ、マイルの積算率もこれに沿います。



同じ座席クラスの航空券でも、複数の予約クラスが存在します。

しかもこれは航空会社が独自に決めたもので、各社それぞれ基準が異なります。

例えば、同じくOクラスですが、A社はビジネスクラスで、B社はエコノミークラスになります。

気を付けなければならないのは、これは搭乗券に印字されません。



国際線の場合、ここの「Y」はエコノミークラスの意味です。

基本ファーストクラスなら「F」で、ビジネスクラスなら「C」と印字されます。



ちなみに国内線の予約クラスは、アルファベットではなく運賃種類別で分けられています。

例えば、ANAの国内線運賃です。



航空会社から直接予約する場合は、途中で提示され、eチケットにも明記されます。

旅行会社から予約する場合は、発券システムによって確認できないこともあり、お問い合わせすれば教えてもらえます。



*一言でいうと、航空券の「変更・キャンセル・払い戻し」可能期間や手数料、上級会員資格のために加算できるポイント、そしてマイルの積算率を決めるのは、予約クラスとなります。





予約クラスの注意点まとめ


「エラー運賃」「機材変更」の記事で何度も触れましたが、予約クラスはかなり重要な役割を果たしています。


  • 各航空会社が独自の予約クラスシステムを採用したため、「エラー運賃」の発生に導く

  • 高い予約クラスの「エラー運賃」は上級会員への近道

  • 上級会員が高い予約クラスにするとマイルの積算にたくさんのボーナスが付く

  • 格安航空券を「お客様都合以外の事由」で予約変更をすると、高い予約クラスになることもある



旅行会社で格安航空券を購入する際、「変更・キャンセル・払い戻し」ができないか、厳しい条件が付く場合も多いです。そして予約クラスが基本提示されないので、水面下の裏操作もあります。

特に数カ月も前もって購入すると、その後航空券が安くなったら、こっそり買い替えて差額を取る悪質なところも存在します。それで予約クラスが下がり損することになります。


ここでなぜ早めに航空券の購入を勧めない理由を説明します。
一部特別セールや年末年始などの時期以外は、出発日に近づかないと航空券が安くなりません。大体安くなり始めるのが2カ月以内です。
航空会社には収益計算システムがあり、路線ごとにコストが決められています。
最初は高い予約クラスで売り出し、そのコストをカバーできるようになってからは各種割引チケットを販売し、すべて売ることが目的なので激安航空券も現れます。
もちろん必ずしも出発間近で安くなるわけではないし、ハイシーズンでは通用されないことが多いです。ただし、概ねその傾向にはなっています。

スカイスキャナーなどの検索エンジンを使って購入する場合は、購入先をきちんと確認してからのほうが安全です。個人的には、大きな差がなければ、直接航空会社からの購入がお薦めです。

何かあったら航空会社と直接やり取りできるからです。旅行会社で購入すると旅行会社を通さなければいけなく、手間も時間もかかり、緊急時に大変になることもあります。





予約クラスを利用して獲得マイルを最大化


航空券を購入する際、価格と併せて予約クラスの確認をしたほうがいいです。

価格が多少高くても、予約クラスの違いで獲得できるマイル価値のほうが高ければ逆にお得です。

それを簡単に計算できるサイトを紹介します。





こちらの画面が出てきます。



左で実際の運航会社を選び、右で予約クラスを選びます。

コードシェア便の場合は、予約クラスは航空会社に確認してください。

「Show me!」をクリックしたら、各航空会社への積算率のグラフが出てきます。

例えばANAのPクラスは下記のようです。



右には、積算先の航空会社での会員ランク別の積算率です。マウスでポイントすればそれぞれの会員ランクが表示されます。

平会員であることを想定し、ANAのPクラスは、ANAでも積算率が70%しかないのに、150%や200%積算できる航空会社がいくつかあります。

そこでマイル価値で判断したら、UAへの積算は一番お得だとわかります。


Pクラスはビジネスクラスなので、各種特典はついています。

もしANA SFC会員でエコノミークラスの場合は、ANAへの積算は会員特典を享受できますが、UAへの積算は、特典がUAの会員ランクで決められます。

私はタイ航空のエコノミーを購入した際、UAへの積算は、ANAより2000マイルぐらい多くなりますが、UAはシルバー会員だったため、結局SFC特典を選びANAへの積算にしました。


また積算率の真下にあるのは、ミニマムマイルで、飛行距離に関係なく、最低限加算されるマイル数のことを表します。

例えばミニマムマイルが500マイルの場合は、飛行距離が200マイルしかなくても500マイルの基準で加算されます。そのため超短距離路線を利用する際、こちらと比較して計算したほうがいいです。


5 miles per USDのような表示は、飛行距離ではなく、航空券代金に基づいて計算される場合の積算率です。

一部の航空会社が、航空券代金が確認できる自社便により自社への積算で使います。

つまり航空券が高額で上位会員である場合は、こちらの計算方法がお得になります。

注意しなければならないのは、直接航空会社から購入しない場合、代金が確認できない可能性があり、通常通り距離で計算されることになります。

また逆の場合もあり、従来通り飛行距離に応じてマイルを付与させるためには、他社への積算が確実です。


そして予約クラス別の積算率も、それぞれ検索することで、簡単に比べられます。

ぜひ、活用してみてください。



閲覧数:1,063回0件のコメント

コメント


bottom of page