マリオット・インターナショナル ( Marriott International) は、アメリカのメリーランド州に本社を置き、139の国と地域に31のブランド、8700を超えるホテル/リゾートを擁する世界最大のホテルチェーンです。
マリオットのロイヤリティプログラムはマリオット・ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)と呼ばれ、比較的取得しやすい上級会員資格や充実した会員特典のほか、ポイントからマイルへの移行も一番優れたシステムになります。
目次
各ホテルブランドの紹介
ホテルブランド一覧
マリオットは、ラグジュアリー、プレミアム、セレクト、長期滞在の四大系列でホテルを分類しています。
ラグジュアリー
格調高い素晴らしいアメニティとサービス
エディション・ホテル(Edition)
Ian Schragerとのコラボです。1990年代にWホテルに意識して作ったので、似ても似つかない派手なところがあります。
反対に客室のデザインが簡潔すぎてよく「高級ビジネスホテル」と揶揄されます。
またブランケットをきちんと畳まないのが個性で、清掃スタッフのサボりじゃないですよ。
ザ・リッツ・カールトン(The Ritz-Carlton)
紳士淑女たちの大好物で、所在都市のホテル売上高ランキングには基本入っています。
ただ、ラウンジアクセスも朝食も、何もかもがお金で買わなければなりません。
マリオットの上級会員は、サプライズを期待せずに多少の部屋アップグレードを祈りましょう。
その上のリッツ・カールトン・リザーブ(Ritz-Carlton Reserve)ブランドは世界の隠れたエキゾチックな聖地を楽しめるリッツのオートクチュールリゾートです、まさに「ラグジュアリーの中のラグジュアリー」と言えます。
*実はリッツにもレベル(1-5)があり、クアラルンプールのリッツは最低レベルでサービスのいまいちが有名です。
ラグジュアリーコレクション(The Luxury Collection)
その名の通り、厳選された特別なホテルの集まりです。
どれもご当地物語を語るような独特の個性を持ちながら、特別なエクスペリエンスまで味わえる唯一無二の旅を提供します。
安定したクオリティより、常に再発見や新鮮味にドキドキする人には最適の選択肢です。
セントレジス(St.Regis)
セントレジスには「アドレス」というあだ名があり、つまり一番いいエリアにあるということです。
ハイブランドとのコラボも多く、例えばニューヨークセントレジスにはディオール、ティファニー、ベントレースイート、フィレンツェセントレジスにはボッテガヴェネタスイートがあります。
一番の特徴は、100年以上続くバトラーサービスと、ホテルごとにレシピが異なる特製ブラッディーマリーです。
Wホテル(W Hotels)
クラブのような派手なデザインが特徴で、若い人(もしくは心の若い人?)向けの高級ホテルです。
*ソンクラーンフェスティバル期間中は、下水が詰まるからバンコクWを避けたほうがいいですよ。
JWマリオット(JW Mariott)
創業者のジョン・ウィラード・マリオットの頭文字から成り立ったマリオット直系の最高級ブランドです。
本来SPGグループのホテルはもちろん、リッツも吸収合併なので、ラグジュアリーブランドの中、JWマリオットだけが正真正銘の息子です。
ただどうしてもほかのブランドより、ラグジュアリー感が弱いのがなぜでしょう。
プレミアム
洗練され、心遣いの行き届いたアメニティとサービス
マリオット・ホテル(Marriott Hotels)
このマリオットのメインブランドは、グループ一コスパのいいホテルだと思います。
一人で出かけ、沢山お金使いたくないが普通よりちょっと上のホテルがいいというシーンにぴったりで、まさにワンランク上のビジネスホテルです。
特に上級会員にとっては、ほぼ三食を済ませるほどのエグゼクティブラウンジクオリティやスイートへの高いアップグレード率が一押しです。
シェラトン(Sheraton)
過去はSPGグループにおいて、マリオットグループのマリオットと同じような存在でした。
ただ、1930年代のアメリカに誕生したためか、モダンなマリオットと対照的に、レトロ感が溢れています。
子供料金の免除やベビーシッターサービスなど、子連れにはとてもやさしいホテルです。
マリオット・バケーション・クラブ(Marriott Vacation Club)
エクシブと似たようなオーナーシップ型のホテルブランドです。
タイムシェアのリゾート会員権を購入し、管理費を払い続けることで、毎年付与されるポイントを使って宿泊できます。
ほぼアメリカでの展開となり、ほかの地域には非常に少ないです。
デルタホテル(Delta Hotels)
マリオットが買収したカナダ発祥のホテルブランドです。
おもてなしの心を持って簡単な無料サービスで接客する「simple made perfect」という理念は、なにもかもお金がかかる北米で顧客の心を掴んだらしいです。
シェラトンよりはすこし上のような、微妙な位置づけです。
ウェスティン(Westin)
ウェスティンは、Sleep Well、Eat Well、Move Well、Work Well、Play Well、Feel Wellの各方面からプログラムを展開し、ウェルネスに力を入れています。
特に有名なのがヘブンリーベッドで、デルタ航空のビジネスクラスにも導入されています。
ルメリディアン(Le Méridien)
エールフランスが所有していたルメリディアンは、名前から中身までフランスのロマン主義を徹底しています。
芸術、建築、グルメ、デザイン、ファッション業界のクリエイターたちが「LM100」というグループを作り、ルメリディアンで体験できる色々なプロジェクトを行います。
例えばロビーにはLE LABO特製の「LM01」フレグランス、チェックイン時には「LM100」メンバーの絵が描いたカードキーがあります。
過去には日本にもありましたが、契約終了に伴い現在加盟ホテルがゼロです。
ルネッサンス・ホテル(Renaissance Hotels)
RAMADAから買収したこの若いブランドは、こじゃれたスタイリッシュな雰囲気を持ち、まさにいつも新鮮な体験を求めるイキイキ人間のための存在です。
オートグラフコレクション・ホテル(Autograph collection Hotels)
唯一無二(Exactly like nothing else)がオートグラフのスローガンです。
オートグラフの英語は本来、有名人のサインという意味で、サインを集めるという発想から成り立つホテルコレクションです。
厳選された独立系ホテルは、全く異なるデザインや個性が際立ち、冒険心に満たす最高の選択肢です。
デザインホテル(Design Hotels)
名の通り、SLHのようなデザインに特化した独立系ホテル連合です。
マリオットの株式買収が100%ではないため、上級会員特典も保証されにくく、特に残念なのは無料朝食が提供されないところです。
トリビュートポートフォリオ(Tribute Portfolio)
1つランクが下がったラグジュアリーコレクションといえばわかりやすいかもしれません。
「Stay Independent」というスローガンも、設計の個性をもっと強調する証です。
ゲイロード・ホテル(Gaylord Hotels)
独特の建築がポイントのアメリカ国内のみ展開されるオールインクルーシブホテルです。
クラブメッドとは似たような感じで、宿泊、食事や飲み物、体験型のアクティビティー料金などすべてがプランに含まれる仕組みで、余計な出費に心配しなくて済みます。
セレクト
気の利いた手軽なアメニティとサービス
コートヤード・バイ・マリオット(Courtyard by Marriott)
マリオットグループの中、数が一番多いホテルブランドです。
高級ホテルではないですが、アジアのコートヤードは新しくてフルサービスを提供するところがほとんどです。
それに慣れて古くてビジネスホテルレベルの北米コートヤードで宿泊したらびっくりするかもしれません。
*上級会員のエグゼクティブラウンジ特典は北米以外の地域限定です。
フォーポイント(Four Points by Sheraton)
シェラトンのサブブランドで、シェラトンよりすこしランクが下がり若干ビジネスホテル寄りです。
スプリングヒル・スイート(SpringHill Suites by Marriott)
北米のフェアフィールド・イン・バイ・マリオットを分割して開設した全室スイートのホテルブランドです。
通常のホテルにないキッチンやレンジなどが特徴で、朝食やファックス、コピーなどのサービスがすべて無料です。
フェアフィールド・バイ・マリオット(Fairfield by Marriott)
ターゲット層は、より低い料金でよりシンプルなサービスを受けたい顧客です。
コストダウンのため建物全体の費用を抑え、フルサービスのレストランもありません。ただし、無料朝食の提供はあります。
セレクトの中には下位ランクですが、日本ではさほど安くありません。現在は勢いよく全国展開中です。
ACホテル(AC Hotels by Marriott)
2011年より傘下に加わったスペイン発祥のブランドで、若年層向けのスタイリッシュで立地もいい都会的なホテルです。
アロフトホテル(aloft)
いつもトレンドの最先端に立ち、最新のテクノロジーやライフスタイルの要素を取り入れます。
スマホでドアを開けるSPG Keyless(マリオットではMobile Keyと呼ばれる)を率先して使用し、シリコンバレーのアロフトには「Botlr」というロボットの客室係もいます。
モクシー・ホテル(Moxy Hotels)
SPGのアロフトと似たような感じでマリオットが作ったホテルで、モダンでありながらもブティックホテルの雰囲気に満ちています。
モクシ―には、バーテンダーも付いています。
プロテアホテル(Protea Hotels)
2014年に約2億ドルで吸収したアフリカ最大のホテルグループです。
レベル順にAfrican Pride、Protea Hotels、Protea Hotels Fire & Ice!の三つのブランドがあります。
シティ・エックスプレス(City Express)
2023年に買収したメキシコのホテルブランドです。
ホテル自体はお手頃な価格帯で特に魅力的なポイントがないものの、マリオットのカリブ海とラテンアメリカ地域のシェア率がぐっと上がって今後の拡張にも歴史的な意味があるでしょう。
フォーポイント フレックス by シェラトン(Four Points Flex By Sheraton)
2024年5月に発表され、グローバル投資運用会社のKKRがユニゾホールディングス系列のホテルを買収してリブランドし、宿泊特化型のミッドスケールカテゴリに位置するビジネスホテル的なものです。
2025年初頭までに、国内各地に14施設を順次オープンする予定となります。
長期滞在型
ご自宅のようにくつろげるアメニティとサービス
ホーム&ヴィラ・バイ・マリオットインターナショナル(Homes & Villas By Marriott International)
マリオットの民泊事業です。Airbnbと似ていますが、部屋ごとのレンタルがなく、一棟貸しのみとなります。管理もマリオットが行うのでAirbnbのような持ち主とのトラブルを心配しなくていいです。
99ドル以下のコンドミニアムから10000ドルを超えるスキーヴィラまで、価格帯にはかなりの差がつき、一部超高級物件(例えばヨーロッパのお城)は、お問い合わせしてから見積もりが出されます。
レジデンス・イン(Residence Inn)
スローガンは「It's not a room It's a Residence」、北米でのみ展開される全室スイートのサービスアパートメント及びアメリカ最初のロングステイブランドです。
タウンプレース・スイート(TownePlace Suites by Marriott)
こちらも北米のみの展開です。
フルキッチン付きの広々としたスイートですが、ランクはすこし下になります。
マリオット・エグゼクティブ・アパートメント(Marriott Executive Apartments)
都市の中心業務地区(CBD)に位置し、長期滞在の出張者向けの家具付きアパートメントです。
コンシェルジュ、食料品の配達とランドリー、フィットネス、ハウスキーピング、ビジネスサービスなども完備しています。
エレメント(element)
再生資源の利用や、資源削減を考慮した設計、そして環境浄化への貢献など、様々な面で持続可能性を模索するLEED認証取得必須の環境配慮型エコホテルです。
すべてのホテルにキッチンやキッチン用品を備えています。
日本には未上陸のブランドです。
その他
ブルガリホテルズ&リゾーツ
イタリアの宝石商ブルガリが展開するブランドで、ホテルでありながら宝石博物館とも言えます。
ここは、31のブランドに入っていないです。
ブルガリが絶対的な発言権を持ち、マリオットはただのサポーター的な存在です。
マーキス(Marquis)とグランド/グランデ(Grand/Grande)
ブランドのデリバティブとして生まれたものです。
Marriott Marquis/JW Marriott Marquisは、マリオット/JW マリオットブランドにおいてロケーション、設計、規模、サービス全般が上で、フラグシップのような存在です。
Sheraton Grand/Grandeも似たようなシェラトンの高級サブブランドです。
会員システムの構成と取得条件
マリオットボンヴォイには、平会員、シルバー、ゴールド、プラチナ、チタン、アンバサダーエリートの順に、6段階の会員ランクがあります。
*上にはコバルト(Cobalt)というインビテーション制の非公開会員ランクもありますが、普通の人とは無縁です。
ステータス達成条件
*達成後、翌々年の1月末まで有効ですが、マリオットのシステムは3月更新のため実際3月中旬まで延長されることが多いです。また、2023年よりアンバサダーエリートの年間利用金額が23000米ドルに上がりました。
ご注意:マリオット・エグゼクティブ・アパートメントは3泊ごとに1泊分、プロテア・ホテル、シティエクスプレス・バイ・マリオットとフォーポイント フレックス by シェラトンは2泊ごとに1泊分、イベント開催は室泊数20ごとに1泊分(1契約あたり最大20泊分まで)のエリートナイトクレジットが計上されます。
資格対象宿泊
資格対象宿泊のみ、宿泊実績の獲得が可能です。
マリオットの公式ルート(サイト、アプリ、電話など)を通して予約された宿泊のみが資格対象となります。
キャッシュ、ポイント、キャッシュ+ポイント、サーティフィケートなど、支払方法に関係なくすべて有効です。
ほかのルート(じゃらん、一休.com、エックスペディアなど)からの予約は、対象外なのでご注意ください。
唯一対象となるのが楽天トラベルです。
両社の提携により、シルバー以上の楽天会員が楽天トラベル上でマリオットの会員登録すると両方のポイントを獲得できます。
さらに、新規入会キャンペーンとして、初回予約時に予約料金最大25%オフ、館内飲食20%オフ、レイトチェックアウト、ウェルカムアメニティなど4つの特典が受けられます。
ほかには、無料宿泊券の抽選やゴールドステータスチャレンジなどの特典もあります。
*初回予約割引は、高額の宿泊プランでないと通常の紹介入会キャンペーンのほうがお得かもしれません。
マリオットの既存会員は、会員情報の認証手続きを行うことで会員特典を受けることができます。ただし、シルバー以上の楽天会員資格を維持できなくなると対象外になります。
私は楽天トラベルを通して大阪Wを予約し、宿泊後もポイントが付与されなくとホテルにお問い合わせしたら、楽天トラベルで事前決済を選んでしまった場合はマリオットの宿泊実績対象外と言われました。
えっ?!どこも書いてないよって争っても無駄だから両方のカスタマセンターにクレームを入れました。
後日大阪Wからまた連絡が来て、自分たちが間違えたから宿泊実績は通常通りに付与し、当時は2泊×2室(ほかの2泊はマリオットポイントと無料宿泊特典で予約)予約したため本来は2泊のクレジットしかつかないはずですがお詫びとして4泊を付けてくれました。
まあ、すでに75泊クリアしたから余計な2泊ですが(笑)
*「楽天スーパーSALE 9%OFF+ポイント15倍プラン」を2泊合計108225円で予約し、楽天ポイント14758+マリオットポイント18838が還元され実質1泊4万円台で大阪W泊まれたんですよ!ただし楽天トラベルの得旅キャンペーンのエントリーを忘れて8854ポイントが飛んでしまった( ノД`)シクシク…
通常のOTAと違って、ホテルグループから指定されるエージェントがあります。
最後に、通常のOTAと違って、ホテルグループから指定されるエージェントがあります。
例えば、アメックスのファイン ホテル アンド リゾート(FINE HOTEL&RESORT、略称FHR)サービスです。
それらのエージェントを通して予約すると、無料朝食、部屋アップグレード、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、100ドル相当ギフトなどの優待特典を受けられるほか、資格対象の宿泊実績として計上され、ポイントの獲得もできます。
ただし、FHRの利用は最低年会費165000円のアメプラカード所持が必要で、かつ各種制限もかかります。
私は、正式な資格を持つエージェントとして、それと同等の優待特典を提供することができます。
ご希望の方は、こちらの記事をお読みくださいませ。
*FHRなどを利用する際、ホテルフロントでのお支払いのみ宿泊資格対象で、事前決済の場合は対象外です。
通常の宿泊以外、マリオットプレミアムカード/マリオットカードの利用で、毎年エリートナイトクレジット15泊分/5泊分と無料宿泊特典1泊分が付与されます。
また、毎年には2~3回のMEGABONUSキャンペーンを開催され、基本最初のプロモーションが一番お得で、エリートナイトクレジットや獲得ベースポイントがWカウントされるオファーも時々あります。
*ホテルグループの常時開催プロモーションはシーズンごとに分けられ、開催されないシーズンもあります。
ほかには、マリオットからターゲットプロモーションが来ることもあり、同じくエリートナイトクレジットが倍になるオファーも出てくるかもしれません。ただこれは全くの運で当てにはなれません。
ライフタイムエリート会員資格
ライフタイムエリートには3つのレベルが設定され、それぞれの宿泊日数と資格保有期間の条件をクリアした時点から、ポイントの有効期限がなくなり、特典は生涯有効となります。
*現存のライフタイムチタンエリートという会員資格は、SPGとの合併により2018年12月31日をもって達成できた場合のみ獲得ができ、その後は達成不可能となりました。
会員特典の解説とコスパ分析
会員特典比較表
特典内容の補足
マリオットボンヴォイ参加状況
ザ・リッツ・カールトン リザーブ:ポイント/マイルの獲得とポイントの交換及び会員料金、ギフトショップでの割引、無料のエンハンスドルームへのアップグレード、レイトチェックアウト、ラウンジへのアクセス保証、客室タイプの保証、48時間前予約保証、スイートナイトアワード、Marriott Bonvoy Events以外の特典のみ対象
レジデンス・ワイキキビーチ:ポイント/マイルの獲得とポイントの交換及びエンハンスドルームへの無料アップグレード、レイトチェックアウト、スイートナイトアワード、Your24以外の特典のみ対象
デスティネーション・クラブ:エリートナイトクレジットの獲得のみ可能(オーナーシップ特典利用の宿泊必須)
ヨットコレクション:個別の規約(RCYC)で参加
ミレニアシンガポール、レジデンス及びパートナー施設のホテル・リッツ・ロンドン、ブルガリホテル&リゾート:不参加
セントレジス、エディション、ラグジュアリーコレクション、Wホテル、マリオット、シェラトン、ルメリディアン、ウェスティン
レジデンス:不参加
オートグラフコレクション
The Cosmopolitan of Las Vegas:一部特典のみ対象
レジデンス:不参加
デザインホテル 参加施設のロケーション一覧 一部特典のみ対象
レジデンス・イン
ザ・イン・アット・メイヨー・クリニック:不参加
マリオット コンファレンスセンター
ロータリー・ハウス・ホテル:不参加
非ブランド施設
一部の短期滞在施設は後日参加する予定のブランドまたはオールインクルーシブリゾートの規定に準じる
アトランティス・パラダイスアイランド・バハマは一部施設と特典のみ対象
マリオット・エグゼクティブ・アパートメント
ベースポイント/マイルの獲得のみ可能
ホーム&ヴィラ・バイ・マリオットインターナショナル
HVMIサービス規約に準じる
オールインクルーシブ・バイ・マリオット・ボンヴォイ
個別のサービス規約に準じる
MVCクラブおよびVSEリゾート
ロイヤルティプログラムへの参加には特別条件が適用
グランド・レジデンス・バイ・マリオット-メイフェアー・ロンドン、マリオット・バケーション・クラブ ・アット・ザ・エンパイア ・プレース:不参加
ポイントまたはマイルの獲得対象
対象となる料金 滞在中に会員自身の分を含め最大3室分の室料、一部オールインクルーシブの税・サ・チップ、スパ、ゴルフ、飲食などの代金(ホテル直営以外の場合は対象外の可能性あり)、客室からの直通電話やファックス、インルームムービー及びゲーム料金など
滞在なしで飲食のみの場合、10米ドル(税・サ・チップ抜き)を超える飲食代(ベースポイントのみ、会員ボーナスなし)
*税金、サービス料、チップ、ポイント対象契約以外のイベント料金、ポイント交換(現金払い金額分を含む)やプロモーションアワード、キャンセル料やリゾート料金などの必須/自動加算料金、第三者サービスへの支払料金などは対象外料金
対象となる滞在 会員が支払うもしくは会社が支払うコンベンションやグループ会議に関連しない会員自身の滞在 同一日 (期間) に複数の参加施設もしくは同じ客室で複数の会員による特典の獲得や利用不可、そのうち一つの施設もしくは一人の会員のみ滞在対象となる 対象レート 参加プロパティの客室での滞在に対して会員が支払うポイントまたはマイルの獲得対象となるレート 対象レートでの滞在に限り、デザインホテルは対象となる料金、マリオット・エグゼクティブ・アパートメントは対象レートのみポイントまたはマイルを獲得できます。 旅行会社、団体料金、一部限定料金、無料、バウチャーやアワード交換などの予約は非対象レートです。
会員資格特典
無料の客室内インターネットアクセス
アトランティス・パラダイスアイランド・バハマおよびThe Cosmopolitan of Las Vegas, NVはゴールド資格以上の会員にのみ提供
会員料金
アトランティス・パラダイスアイランド・バハマ、The Cosmopolitan of Las Vegas、Design Hotels、ホーム&ヴィラ・バイ・マリオットボンヴォイ、リッツ・カールトン・リザーブは対象外
プロカードエクスプローラー会員
アフリカの一部の参加プロパティホテルにて、マリオットのポイント/マイル獲得とプロカードエクスプローラーの優待特典の併用可能
エリート会員資格特典
エリート特典保証
複数の保証特典が提供されなかった場合でも最大補償金額は200米ドルで、通貨制限もしくは現金払い禁止の国にはポイントの補償となる
対象となる滞在に適用され、チェックアウト前に請求を行う必要がある
ホーム&ヴィラ・バイ・マリオットインターナショナルは対象外
*すべての特典において、米国以外の地区は現地通貨にて相当額が支払われる 完全予約保証 デザインホテル、MVCクラブ、VSEリゾートは対象外
レイトチェックアウト
MVCクラブ、VSEリゾート、リッツ・カールトン・リザーブは対象外
ウェルカムギフト
プラチナエリート以上の会員には、到着時にエリートウェルカムギフトを提供できない場合は補償が適用される(シティエクスプレス・バイ・マリオットでは、City Centroのみ対象)
*会員と同伴者(会員と同室滞在)それぞれに提供、クレジットは複数日分のまとめ利用不可
客室のアップグレード
エグゼクティブフロアの客室へアップグレードされた場合でも、ラウンジアクセス権は元の規定に沿う
MVCクラブ、VSEリゾート、アロフト、エレメント、リッツ・カールトン・リザーブは対象外
リッツカールトンスイートへのアップグレードはチタン以上の会員のみ対象
ラウンジアクセス
会員と同室宿泊者1名まで利用可能
JWマリオット、マリオット、デルタ、オートグラフコレクション、ルネッサンスのリゾート以外の施設およびルメリディアン、ウェスティン、シェラトンが対象
シグネチャークラブラウンジのないデルタホテルでは代替施設「Elite Pantry」を利用可能
米国とカナダ以外の国にあるラウンジ付きコートヤードが対象
*一部米国内の施設はラウンジ閉鎖の場合でもレストランでコンチネンタル朝食を提供できず代えの1000ポイントを贈呈。朝食が料金に含まれている場合や承認された代替サービスが提供される場合には適用外
客室タイプの保証
枕、客室の位置、追加ベッド、ベビーベッドなどの要望や到着当日の予約は保証の対象外
米国、カナダ、ヨーロッパ以外:喫煙/禁煙は空室限りの優先で、ベッドによってサイズが異なる場合もあり、ベッドタイプはチタン以上の会員にのみ保証が適用
ザ・リッツ・カールトン、リッツ・カールトン・リザーブ、セントレジス、エディション、MVCクラブ、VSEリゾート、Design Hotelsは対象外
年間チョイス特典
スイートナイトアワードは、1室1泊あたり1つが必要
参加ホテル/リゾートが指定するルームタイプを対象に、到着5日前から前日午後2時まで空室がある場合のみ確定される
到着前日午後2時までに、未確定の場合は変更可能で、確定の場合は予約全体を含めキャンセル可能
5泊分のエリートナイトクレジットは選択日時にかかわらず、エリートナイトを獲得された有資格年に計上される
48時間前予約保証
リゾートホテル、MVCクラブ、VSEリゾート、デザインホテルは対象外、レジデンス・インとタウンプレース・スイートはスタジオルームのみ適用
会員個人の客室限定で、満室であっても到着の48時間より以前の現地時刻午後3時までに予約可能
アップグレード特典は非適用、無料宿泊特典、プロモーション料金、割引料金などとの併用不可
特定の日程により利用不可の可能性あり
Your24特典
到着2日前の午後3時(参加ホテル/リゾートの現地時刻)までに担当アンバサダーにリクエスト可能
有資格会員1名1室の利用のみ可能、空室状況によって利用できない場合もある
チェックイン時刻が午前9時から午後4時の間の場合、レイトチェックアウトをリクエストできる
チェックイン時に予約した客室タイプの空室がない場合、別の客室を一時的に提供される
MVCクラブ、VSEリゾート、デザインホテル、ザ・リッツ・カールトン・レジデンス・ワイキキビーチ、The Cosmopolitan of Las Vegas、アトランティス・パラダイスアイランド・バハマは対象外
リッツ・カールトン・リザーブ追加特典:
アンバサダーエリート会員は、予約した各客室に対して、1滞在あたり150米ドル分のリゾートクレジットを付与され、客室のフォリオに利用可能(リゾートクレジット込みのプロモーションプランは対象外)
会員特典の分析
マリオットのエリート会員は、プラチナ以下の場合、きちんとした特典があんまりないと考えていいです。
逆にプラチナ以上の場合、各会員ランクの特典に大差がないのに、取得難易度は全然違います。
チタンは+25%のボーナスポイントと40000ポイント相当の無料宿泊1泊分ぐらいで、プラチナより年間25泊も多めに宿泊しなければなりません。
アンバサダーは専任スタッフにより会員特典に記載のない特別対応や任意の24時間滞在など、チタンよりも断然格別ですが、23000ドルの年間利用金額はなかなかの難関です。
みんなが求める一番重要な無料朝食、ラウンジアクセス、部屋アップグレードは、プラチナになればほぼカバーできます。
プラチナ会員は年間50泊というなかなかのハードルでも、ほかのホテルグループ上級会員よりマリオットのプラチナを強く勧める理由があります。
1.世界最大のホテルチェーンとして、海外はともかく、日本国内だけでも90余りの施設を持ち、更に数多くのオープン予定があります。
2.運営ブランドの種類が多く、あらゆるシーンや価格帯を選択できるので利用率が高く、会員資格の維持もしやすいです。
3.会員特典のクオリティが高く、使い方によって本来払うべきお金の節約もできます。
4.マリオットアメックスプレミアムカードという最強の提携カードは、会員資格維持のハードルを下げながらも高還元率でポイントを貯め、更にマイルへの高い交換率で交通費のコストが大幅に下がります。
5.通常よりはかなり緩い条件でクリアできるプラチナチャレンジがあります。
それに、宿泊日数600泊 + プラチナエリート以上の資格を10年持てばライムタイムプラチナが入手され、その後は別のホテルリワードプログラムに挑戦できますよ。
*プラチナ年数は連続でなくても構いません。
マリオットカードとプラチナチャレンジ
Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(略称マリオットアメックスプレミアム)はSPGカードからの生まれ変わりで、マリオットの上級会員になると決めた以上、持たなければ必ず損をすると言える最強の一枚です。
カード付帯特典内容分析
年間400万円以上のカード利用でプラチナ会員資格へアップグレード
1泊もせずにプラチナ会員になれるのは、会社の経費など普段からカード利用の多い人にとって一番の取柄かもしれません。取得したプラチナ会員資格は、翌々年の3月まで有効で、毎年利用額をクリアすれば永遠にプラチナでいられます。
毎年のカード更新に伴い、50000ポイント相当の無料宿泊特典1泊分とエリートナイトクレジット15泊分を付与
49500円の年会費が高いとはいえ、年間150万円以上の利用でもらえる無料宿泊特典は、使い方によって1泊5万円以上の宿泊ができるので基本元は取れます。別途ポイントの追加で最大65000ポイント相当の無料宿泊に交換することも使い勝手がよく、プラチナ維持にとっては15泊分の宿泊実績も相当大きいです。
ショッピングの利用で3%、マリオット参加ホテルでの利用でさらに+3%のポイントが貯まる
一部対象外の加盟店を除く普通のショッピングでもほとんどのカードより還元率が高いです。マリオット参加ホテルではその倍になりポイントがどんどん貯まっていきます。
100⽶ドルのプロパティクレジット
国内外の「ザ・リッツ・カールトン」または「セントレジス」にて、2連泊以上予約すると100⽶ドル相当のプロパティクレジットが付与されます。こちらはプロパティクレジットが含む宿泊プランを予約する必要があり、実はFHRと同じもので、もちろん併用で200米ドルになることはできません。
マリオットゴールドエリート会員資格を提供
それなりの特典で平会員よりはだいぶお得に宿泊できます。またゴールドからのプラチナチャレンジも楽です。
マリオット関連の特典だけ紹介しましたが、ほかの特典など詳しい内容は、マリオットプレミアムカードの記事をご覧ください。
プラチナチャレンジ
実施時期や地域によって、内容が異なる各種キャンペーンがあります。
2023年現在の内容をお伝えします。
通常のプラチナチャレンジ
88VIPプラチナチャレンジ 中国の大手通販サイトタオバオの88VIP会員限定で、申込月+4カ月間の間8泊を完成すればプラチナになり、翌々年2月末まで有効です。 デメリットは、システムによりアカウントの自動作成が必要で既存アカウントからの申込は不可です。 チャレンジ完了後、既存アカウントとの合併は可能です。 また直接申込が非常にややこしく、ネットの仲介業者を通じて買うと早いかもしれません(ただしアカウントには閉鎖のリスクあり)。
アンバサダーからのインビテーション
2021年に達成したアンバサダー会員は、プラチナ以下の会員1名に、2023年の2月末まで有効のプラチナ資格を贈ることができます。その後はマリオットの施策で2024年の2月末まで延長されました。
コロナ期間中アンバサダー会員への特別特典で、今後の動向は不明です。
ステータスマッチによるチャレンジ 以前、ほかのホテルグループ上級会員資格の提示で、プラチナへのステータスマッチが開催されました。 ステータスマッチ成功の場合、期間限定のプラチナ会員資格が付与され、期間中所定の宿泊数をクリアすると翌々年の2月末まで延長されます。
特定オファーによるチャレンジ 2022年には、大企業(例えばGoogle、Amazonなど)の社員向けに、特別なプラチナチャレンジを提供していました。 直接90日間のプラチナ会員資格を付与され、期間中15泊をクリアできれば2024年2月末までに延長されます。
今後も、不定期開催をされる見込みです。
ポイントの貯め方
ホテルでの利用
参加施設での対象料金に対して、ポイントまたはマイルの獲得、どちらかを選ぶ必要があります。
ポイントを選ぶ場合、1米ドルにつき10ベースポイント(プロテア・ホテル、シティエクスプレス、フォーポイントエクスプレス、エレメント、レジデンス・イン、タウンプレース・スイート、およびホーム&ヴィラ・バイ・マリオットボンヴォイ5ベースポイント、マリオット・エグゼクティブ・アパートメント2.5ベースポイント)が獲得できます。
マイルを選ぶ場合、ホーム&ヴィラ・バイ・マリオットインターナショナルを除き、セレクトと長期滞在型の施設は1米ドルにつき1マイル、ほかの施設は1米ドルにつき2マイルが獲得できます。
ただ、マリオットのポイントは最大3:1.25のレートでマイル移行できるのでポイントを選ぶほうが絶対お得です。
マリオットのメガボーナスやターゲットプロモーション、そして各ホテルのボーナスポイントつき宿泊プランなどの利用が、更にポイントが貯まります。
クレジットカードの利用
前述のマリオットアメックスプレミアムカードは通常のショッピング利用で100円につき3ポイント、マリオットボンヴォイ参加施設利用で100円につき6ポイントが付与されます。 *税金や公共料金など、一部ポイント獲得対象外サービスもあります。 カード入会時のキャンペーン以外、キャッシュバックやボーナスポイントが付与される独自のキャンペーンも時々開催されます。 ボーナスポイント付与によくあるのが下記の2種類です。 1.百貨店ギフトカードの購入キャンペーン 毎年数回の開催で、キャンペーン内容もそれぞれ異なりますが、一番お得なのはポイント3倍のキャンペーンで、つまり100円につき9ポイントが付与されます。 2.マリオット対象施設利用キャンペーン 直接対象施設宛への支払で、50000円ごとに5000ポイントが付与され、最大20000ポイントが獲得できます。(2023年データ) ボーナスポイントではなくキャッシュバックの場合もあります。
ポイントの購入と贈与
1000ポイントにつき12.50米ドルのレートで、1暦年に合計10万ポイントまで購入できます。 過去には、最大60%のボーナスポイントがもらえるセールもあり、換算すると7.8米ドル=1000ポイントでした。ただそれでも大変お得とは言えなく、必要時以外の買い溜めはお薦めしません。
ちなみにTOPCASHBACK経由でPonits.comにて購入する場合、2.5%前後のキャッシュバックがあります。
日本国内のポイントサイトにない案件が多く、海外サイト利用時には非常に役立ちます。
今は期間限定で紹介入会につきUSD10~をもらえるので興味のある方はぜひご利用くださいませ。(キャンペーン時期によって金額の変動あり)
貯まったキャッシュバックはそのままPAYPALに引き出せます。私は知らないうちに2000ドルも貯まり、円安時に海外通販サイトでの利用がほとんどでした。
贈与の場合、会員アカウント間において、1暦年に最大10万ポイントを贈り、最大50万ポイントを受け取ることができます。
マリオットボンヴォイイベント
参加施設で対象となるグループ会議やイベントを予約し開催する有資格ロイヤリティプログラム会員に対して、ポイントまたはマイルが貯まります。
ポイントを選ぶ場合:1米ドルごとに2ポイントで最大60,000ポイントまで獲得できます。その上、エリート会員のボーナスポイントも加算されます。
マイルを選ぶ場合:エリートレベルに関わらず、1米ドルごとに1マイル、イベントごとに最大20,000マイルまで獲得できます。
*ということで、プラチナ以下の会員かつ20000米ドル以下の対象料金は、ポイントよりマイルを選んだほうがお得です。
非参加施設:Design Hotels、マリオット・エグゼクティブ・アパートメント、レジデンス・イン、タウンプレース・スイート、ブルガリ・ホテル&リゾート、セントレジス・レジデンスクラブ、フェニーシアンレジデンス ラグジュアリーコレクション レジデンスクラブ,スコッツデール、ザ・リッツ・カールトン・クラブ、ホーム&ヴィラ・バイ・マリオットボンヴォイ
パートナーを通じての獲得
クルーズ、ハーツ、The Cosmopolitan of Las VegasのIdentity会員、バケーションズ・バイ・マリオット、Eat Around Town by Marriott Bonvoyプログラム、マリオットボンヴォイブティック、マリオット-Uberロイヤリティイニシアティブなどのパートナーを利用することで、ポイントの獲得ができます。
ポイントの使い方
ポイント交換による滞在
スタンダードポイント交換アワード、PointSaversアワード、キャッシュ+ポイント、アップグレードなど、様々なシーンで利用できます。
スタンダードポイント交換アワード
参加ホテルのスタンダードルームに宿泊する際にかかる1泊あたりのポイント数は、フレキシブル制のためホテル側が自由に決められます。
もちろんマリオットからある程度の制限はかかっていると思いますが内容は公表されていません。
現金価格連動のため随時変わるので、カレンダー機能で直近一年間の所要ポイント数を確認し、キャッシュ価格、ポイント価値、昔ポイント固定制時の所要ポイント数を参考にすれば、ポイントでの予約がお得かどうか、大体把握できます。
とりあえず予約を入れて後日所要ポイント数が少なくなったら調整するのも節約のコツです。
傾向としては、ローシーズンを除いて基本宿泊日から一か月以内に入ると、ポイント数が上がる一方で、逆に半年後の予約は一番お得かもしれません。
そして高級ホテルでの使用以外は基本コスパが悪いです。
PointSaversアワード
不定期開催のポイント宿泊セールキャンペーンで、一部ホテルのみ対象となります。
フレキシブル制になった後はほぼ意味がなくなり、いつもよりお得に予約できる可能性を示すしかないでしょう。
ただし、以前PointSaversアワードを開催していたホテルなら、その確率はほかより高いと考えていいです。
キャッシュ+ポイント
現金とポイントの組み合わせによる交換で、基本もったいないですが、たまにお得なケースもあります。
例えばシェラトングランド仁川ホテルは、現金価格225400KRW(税込272734RW)、ポイント宿泊28000ポイント、キャッシュ+ポイント=78112KRW(税込94515KRW)+14000ポイントです。
ポイント価値は約1ポイント=9KRWなので、現金価格と比べると約52000KRWお安く、ポイント価格と比べると約1ポイント=6.75KRWのレートで14000ポイントを買えるとのことです。
*キャッシュ+ポイントでの予約は、キャッシュ部分はポイントの獲得できず、キャッシュでの宿泊のみ対象のプロモーションにも適用されません。またアンバサダーエリートの年間利用金額にも計上されません。ウェルカムギフトと宿泊実績は通常通りです。
ポイント交換の注意事項
滞在日の50週前から24時間前までに予約可能
客室料金、客室税、サービス料、追加宿泊者料金(該当する場合、対象となるオールインクルーシブ プロパティを除く)以外の費用は別途かかる
スタンダードポイント交換アワードとPointSaversアワードは、5連泊で4泊分のポイントのみかかり、必要ポイント数が最も低い日が無料となる
マリオット・エグゼクティブ・アパートメントはポイント交換対象外
*マイルもポイントも、不確定性によるお得な使い方が楽しみで、交換価値が固定されたらつまらなくなります。
特典除外日制限
特定の日に予約できる客室数に制限を設けている場合がある
マリオット・エグゼクティブ・アパートメントは交換対象外
一部ホテルはポリシーに準じたサービスを行なっていないか、制限がかかっている
アップグレード
スタンダードポイント交換アワードは、より多めにポイントを支払うことで上の客室へのアップグレードが可能です。
キャッシュでのアップグレードも可能ですが、その部分に対しポイントやマイルの獲得やアンバサダーエリートの年間利用金額計上は対象外です。
ただし、参加施設、時期、客室タイプはホテル側が自由に決めるので、お得にアップグレードできるかどうかは運です。
マイレージプログラムへのマイル移行
ほとんどの航空会社には3ポイント=1マイルの比率で移行できます。
60000ポイントを移行するごとに5000ボーナスマイル(ユナイテッド航空は10000ボーナスマイル)が付与され、合計25000マイルの獲得となります。
*AA、AV、DLにはボーナスマイルの付与がありません。
移行可能な航空会社とレートです。ニュージーランド航空は無視していいです。
また、時々マイル移行キャンペーンが開催され、一部航空会社は通常のレートに加え、さらに20%~40%のボーナスマイルが獲得できます。傾向として、UA、BAなどはよくあり、ANAとJALはあんまり期待しなくていいです。
*フレキシブルポイント制になった後、マリオットのポイントはマイル移行こそが一番お得な使い方になっています。
その他のリワード交換
モーメンツオンラインオークションウェブサイトを通して、Marriott Bonvoyモーメンツプログラムでのエクスペリエンスおよびイベントとの交換または入札にポイントを使用することができます。
決して安くなくても普段味わえない特別な体験だから、ポイントをたくさん持っていればやる価値は十分あると思います。
クラブマリオット
クラブマリオットは、アジア太平洋地域の一部マリオットグループ所属ホテルが参加するダイニングロイヤリティプログラムです。
現在、350軒余りのホテル及び1000か所以上のレストランやバーで業務展開されています。
*マリオットボンヴォイと全く関係がなく、運営も第三者企業任せです。そのためサービスが悪くトラブルも多く利用するのに覚悟が必要です。
三つの入会プランの初年度年会費と優待特典
プレミアム1(エクスプローラーパッケージ):75000円
無料宿泊券(2名様)朝食付き*1
客室無料アップグレードご優待券*2
40%OFFグループお食事券*1
10,000円ご飲食券*1
5,000円お食事券*4
セレブレーションケーキご優待券*1
ホテルセレクトボトルワイン1本無料優待券*2
プレミアム2(フードラバーパッケージ):75000円
客室無料アップグレードご優待券*1
ランチビュッフェもしくはディナービュッフェお食事ご招待券(2名分)*1
アフタヌーンティー無料招待券(2名様)*1
ウェルカムドリンク無料券(2名様)*6
40%OFFグループお食事券*2
10,000円ご飲食券*1
5,000円お食事券*6
セレブレーションケーキご優待券*1
ホテルセレクトボトルワイン1本無料優待券*2
クラシック:35000円
客室無料アップグレードご優待券*1
40%OFFグループお食事券*1
5,000円お食事券*4
セレブレーションケーキご優待券*1
ホテルセレクトボトルワイン1本無料優待券*2
上記の特典は基本メンバーシップ特典との併用ができず、その価値を分析すると、
無料宿泊券:ウェスティンホテル東京もしくはJW マリオット・ホテル奈良で使うと一番お得(価値5万円)
客室無料アップグレードご優待券:1カテゴリー上の客室へのみアップグレード可能で、クラブマリオットへ入会する人なら最低でもプラチナ会員のはずで必要なし(スイートを予約してもっと上のスイートへのアップグレード以外価値ほぼゼロ、しかもプレジデンシャルスイート、インペリ アルスイートとOTAからの予約は対象外)
40%OFFグループお食事券:幹事として大人数の食事会を開催すると価値大、飲み物割引特典との併用も可能
飲食券:10000円の飲食券は一回20000円以上の会計でしか使えず、30%オフのメンバーシップ特典とは大きな差がなく(価値最大4000円)、5000円の飲食券はカフェなどなるべく総額の低い食事がいい(飲み物除外、価値最大3500円)
セレブレーションケーキ:4名以上の食事のみ、持ち帰り不可、メンバーシップ特典併用可、価値ほぼゼロ
ホテルセレクトボトルワイン:2名以上の食事のみ、メンバーシップ特典併用可、ただいいワインじゃないから価値ほぼゼロ
ビュッフェ招待券:日曜日のランチ利用不可(価値2万円)
アフタヌーンティー招待券:価値15000円
ウェルカムドリンク無料券:食事の際しか使えず価値ほぼゼロ
初年度年会費と比べると実はさほどお得に感じません。
*2年目以降は、ホテルとの交渉により年会費の割引も可能です。
参加ホテルであればどこでも入会できますが、入会ホテルのレストランとバーでの飲食代金のみマイルストーンリワード特典にカウントされ、達したマイルストーンに応じて入会ホテルのレストランとバーで利用できるギフト券が付与されます。
また、入会にあたり、メンバーシップカードの特典も利用できます。
メンバーシップカードは、アジア太平洋地域の参加ホテルでベストフレキシブルレートより最大20%オフの宿泊(空室状況や利⽤条件による)や、料理合計金額より日本国内30%、海外最大20%の割引(1回最大10名、除外日と除外メニューあり、日本は飲み物が15%引)、一部ホテルのスパトリートメント料⾦が15%オフが適用されます。
日本のプログラム参加ホテル
・JWマリオットホテル奈良
・アロフト大阪堂島
・アロフト東京銀座
・ウェスティンホテル仙台
・ウェスティンホテル東京
・ウェスティンホテル横浜
・コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーション
・コートヤード・バイ・マリオット名古屋
・コートヤード・バイ・マリオット大阪本町
・シェラトングランドホテル広島
・シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
・シェラトン鹿児島
・チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル
・フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港
・モクシ―大阪本町
・東京マリオットホテル
・軽井沢マリオットホテル
一部ホテルにて、会員向けに期間限定のプロモーション(ダイニングやスパなど)も不定期に開催します。
ベストフレキシブルレートの20%オフは、ホテルセール時より高い場合もあり、必ずしもお得とは言えません。ただキャンセルポリシーも柔軟で利用しやすいでしょう。
ちょこちょこ「MZ7」のプロモーションコードを入れて料金検索すると大体の相場を把握できます。
リゾートホテル以外は週末宿泊限定で、繁忙期に設定なしや室数限定など、色々な制限も設けられ、正直元が取れるかは微妙です。宿泊目当てなら、先に旅行計画をしてコストを計算した後に入会するといいです。
宿泊よりも、ホテルでの飲食(特に大人数)の利用にもっと役立つと思います。
パートナーシップロイヤリティプログラム
両社の相互利用促進が目的の業務提携プログラムです。
マリオットの場合は、ユナイテッド航空とのReward Plusやエミレーツ航空とのYour World Rewards、そしてMGMとのMGMコレクション・ウィズ・マリオットボンヴォイがあります。
2024年10月からは、エア・カナダとのロイヤリティプログラム連携も始まりました。
Reward Plus
ユナイテッド航空プレミアゴールド以上の会員はマリオットの「ゴールドエリート」、マリオットチタンエリート以上の会員はユナイテッド航空「プレミアシルバー」が自動的に獲得できます。
マリオットポイントをユナイテッド航空のマイルへ移行すると、60000ポイントごとに通常の20000マイルプラス10000ボーナスマイルを獲得できます。
Your World Rewards
マリオットゴールドエリート以上の会員は、エミレーツ航空便搭乗でスカイワーズマイルに加え、1米ドルごとに3マリオットポイントがもらえます。プラチナエリート以上の会員は、優先チェックインや優先搭乗などの特典も受けられます。
エミレーツ航空スカイワーズシルバー以上の会員は、マリオットボンヴォイ参加ホテルの室料に対し、1米ドルごとに1スカイワーズマイルが貯まります。ゴールド以上の会員は、優先チェックイン、最長16時までレイトチェックアウト、客室内の無料エンハンスドWi-Fiなどの特典も受けられます。
ほかには、ハーツレンタカーとの提携により、一回の利用につき500ポイントが付与されます。
なお、チタン会員はFive star、アンバサダー会員はPresident's circleのステータスも獲得できます。直接ハーツに申し出ればいいです。
MGMコレクション・ウィズ・マリオットボンヴォイ
MGMグループ傘下16軒のホテルが入っています。
MGMリワード会員は、2024年限定で下記のようにマリオット会員資格を取得できます。
MGM Gold → Marriott Silver
MGM Platinum → Marriott Gold
MGM NOIR → Marriott Ambassador
マリオット会員は、2024年に限りMGM COLLECTIONの宿泊で下記特典が受けられます。
対象である滞在:マリオット公式を通しての予約
対象である消費:客室料金とミニバーはマリオットポイント獲得可能で、ホテルレストラン、SPAなどほかの消費はMGMポイントのみ獲得可能
お互いのポイント移行も可能です。1回の移行は1000ポイントから、毎年の移行上限は3万ポイントです。
10 マリオットポイント→8 MGMポイントポイント
10 MGMポイント→8 マリオットポイントポイント
エア・カナダとのロイヤリティプログラム連携
マリオット会員とアエロプラン会員は、下記のようにステータスマッチができます。
Aeroplan 50K、75K、Super Elite → Marriott Gold
Marriott Platinum、Ambassador → Aeroplan 25K
しかも期間限定ではなく、ユナイテッド航空との提携と同じ、元の資格を失わなければステータスマッチも半永久的です。
Aeroplan 25Kはスターアライアンスシルバー相当で、スターアライアンスで使う意味はほぼありませんが、エア・カナダで使うとそれなりの特典があります。
例えば、25 eUpgrade Credits(自社グループ便のアップグレート用)、受託手荷物23kgまで2点無料(無料手荷物が含まない航空券も対象)、2 Maple Leaf Lounge Passes(カナダ、ロス、ニューヨークのラウンジで利用可能)、優先チェックイン、優先搭乗などです。
アエロプランのエリートステータス会員は1:1の比率でマリオット・ボンヴォイのポイントに交換できるようになりましたが、レートが悪すぎて無視していいです。
各種キャンペーンと未公開裏技まとめ
マリオットボンヴォイ紹介入会
被紹介者は1滞在につき、紹介者とそれぞれ2000ボーナスポイントが付与され、最大5滞在10000ボーナスポイントまで獲得可能です。
紹介者は毎暦年最大5人まで紹介可能なので、最大50000ポイントが獲得できます。
紹介リンクはこちらです。
英語しかないので多少不便なところもあり、相手に紹介状が届くまで最大48時間かかることもネックです。
お急ぎの場合は、被紹介者から直接マリオットのコールセンター0120-925-659(海外からは+81 3-5423-6062)に電話し、紹介者のアカウントナンバーとお名前を伝えるとその場で入会手続きが完了されます。
これから入会を考える方には、こちらからの紹介も可能なので、お気軽にご連絡くださいませ。
バウチャーとギフトカード
マリオットのバウチャーもギフトカードも、宿泊実績の獲得対象です。
一部の国内ホテルは、割引率は5%~20%で期間限定バウチャーを販売していました。
かなり実用的でいっぱい買いました。今後も、再販されるといいですね。
ギフトカードは、基本北米のみの販売ですが、世界中のマリオットボンヴォイ参加ホテルの使用ができます。
オンラインで販売されるEギフトカードなら、日本からも購入可能となっています。
通常、額面通りでしか購入できませんが、マリオットの公式ギフトカードサイトとアメリカ旅行協会のDaily Getawaysがキャンペーン開催時、15%~20%ほどの割引でセールが実施されます。
ただし、為替レートに大きく影響され、円高で購入してドル高で使用できたらラッキーですが、逆のパターンなら逆に損するかもしれません。
幸い、Eギフトカードには有効期限がなく、セール時に円高だったら決まって大量購入ですね。
バウチャーと違って北米以外の地域のマリオットホテルは、Eギフトカードの存在すら知らないホテルのスタッフが多く、使用するのに事前確認しておいたほうが無難です。
そして利用施設で直接支払い時のみ使える為、事前払いの宿泊プランには利用できません。解決方法は、フロントで事前払いをキャンセルしてEギフトカードの支払いに変更してもらうことです。ただそれをやってもらえるかどうかも運です。
利用規約に未記載の特典内容
空室状況により、エリート会員は12時からのアーリーチェックインが可能です。
以前、公式以外の予約ルートも特典対象(アジア地区限定、宿泊実績の付与なし)でした。また、予約者が平会員でも、同伴者がエリート会員なら特典対象(宿泊実績は予約者に)でした。規約の修正によりなくなりましたが、まだ実施するホテルもあり、事前に確認するといいです。
年間チョイス特典延長方法(修正済み?)
通常、翌年年末まで有効ですが、フリーナイトアワード(FNA)だけ翌年1月に入ってから選択すると、有効期限が翌々年の年末になります。
日本時間の翌年1月8日午後1時59分までに選択できるので、急がずに待ってみましょう。
ただ2025年は、1月2日に選択した場合2026年有効、1月3日に選択した場合は2025年有効となって、修正されたらしいです。
*それ以降になっても選択しなかった場合、自動的にスイートナイトアワード(SNA)が付与されます。
アンバサダーに関する注意点
滞在なしで飲食などの館内施設のみの利用や一部マリオット直営でない施設、そして税金、サービス料及びアルコールの料金は年間利用金額に計上されません。
チェックイン時刻が午前9時から午後4時の間の場合、YOUR24特典はレイトチェックアウトとの併用で最大31時間の滞在が可能です。
ポイントやサーティフィケートの予約
自分が宿泊しなくても、家族や友人など自分以外の人に予約することができます。
ただし、ネットからの予約はできなく、コールセンターに電話する必要があります。
もちろん、本人が宿泊しないから特典は受けられません。ただし、各ホテルの方針により実際の宿泊者の会員ステータスに従い特典を受けられるかもしれません。
滞在数を基準にするキャンペーンで連泊
メガボーナスやターゲットプロモーションなど、1滞在につき○○ボーナスポイントの内容が時々出てきます。
1滞在1泊なら一番お得ですがしんどくて。。。。実は連泊でも1泊ずつボーナスポイントがもらえます!
1泊ずつ予約すれば、マリオットのシステムが1滞在ずつと認識されます。
フロントで予約ごとの明細書を出すように伝えるといいです。めったにないですが、従業員が予約を一つにまとめたらパーになります。
ただこの方法は、1滞在で○○ボーナスポイントの宿泊プランには適用されません。
なぜなら、ウェルカムポイントと同じ、ホテル側の手作業になります。
こういう宿泊プランは、1泊だけ入れて残りは異なる宿泊プランと組み合わせすれば連泊できます。
もしくは中一日を別ルートで予約するのもありです。例えば3泊の場合は、1日目と3日目をその宿泊プランで、2日目は同伴者のアカウントで予約するか、OTAで予約します。OTA予約の場合はホテルごとに解釈も異なると思いますが事前に確認したほうが無難です。
おすすめの予約方法
アプリよりパソコンでの検索がお薦めです。任意の一か月を日程変更可〇泊で検索すれば、最低料金が何日なのか一目瞭然です。
また1泊~6泊ほどでそれぞれ検索すると、連泊割引が見つかるかもしれません。
連泊割引がない限り、全部1泊ずつの予約がおすすめです。旅程変更が必要な時や一部日程にもっと安い料金プランが出てくる時など、変更キャンセルが簡単にできます。また後でマリオットのキャンペーンが開催される場合も、とても合わせやすいです。
エリート会員の無料朝食やラウンジアクセスは、同室の宿泊者1名までと改悪されたため、一人で宿泊する際現地で誰かを招待しようとするとできなくなります。
そのため、一人でも二人でも同料金のホテルは、人数を2で予約するといいです。ただ、落とし穴は人数分で徴収される宿泊税や入湯税などの税金です。実際チェックイン時に一人だけ泊まると伝えても二人分が徴収されたため要注意です。
総括
マリオットボンヴォイの特徴をまとめました。
良い点
世界最大のホテルグループで選択肢が多く使い勝手も良い
エリート会員の特典が充実&ステータスの維持も難しくない
プラチナチャレンジが達成しやすい&複数回申請できる
ポイントの獲得が簡単&ほとんどのマイルへお得に交換できる
提携カードの還元率が高い&付帯特典が充実でコスパが良い
悪い点
ホテルブランドによってエリート会員の特典が異なり把握しづらい
プラチナ会員の敷居が下げられ飽和状態による体験が悪くなる
フレキシブルポイント制への改悪でポイントの価値が落ちる
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